日程 一般質問 議員5名 (佐々木紀子議員・増谷禎通議員・梶哲也議員・板東泰史議員・夷谷大輔議員) 

北島町議会は藍住町議会と同じく質問の相手を通告書に記載出来る。もちろん町長に対しても求められる。午前中2名の議員の質問を傍聴した。佐々木議員は全ての答弁を担当課長に求めていたが、増谷議員は町長と担当課長に答弁を要求していた。しかし結果、増谷議員の質問にも全て担当課長が行なった。ただ、ひとつ議員が町長に答弁を求めた時、副町長が手をあげ「私が答えよう」と笑顔で登壇し「言われた通り、フラワードームに喫煙者の為の喫煙場所を設置しよう。約束する。」との一幕もあった。

佐々木紀子議員・・・●交付金の使途 ●不妊治療の助成制度 ●教育現場の課題 特に重点支援地方交付金」の活用についての質問は他の議会でも質問する議員は多かった。具体的な事業として、学校給食費の補助、また置き配や映画チケット支援を考えてはどうかと提案。給食費は現状2分の1を補助している。交付金4500万円は年度内に使うが、具体的事業はまだ未定で検討中。」と担当課長が答弁。 

増谷禎通議員・・・●新型コロナワクチン接種について ●農地転用問題の経緯 ●まちみらい課のあり方 ●フラワードームに喫煙所設置 ●教育現場の現状 ●保育所内での事故対策 ●再生可能エネルギー策定事業の進捗状況 議員が多くの資料を準備し力説した「農地転用問題」が印象に残った。協議会に提出され承認した農地転用の内容は1企業だった。しかし、いつの間にか用地が2分割され、2つの企業が既に用地整備を行なっている。変更があったことを報告せず、議員の怒りが質問となったようである。承認していない内容について反対しているわけではなく、変更したことの報告を怠った怠慢を責める質問であった。課長は報告責任を問われて、最終謝罪答弁となった。

傍聴者の意見=この報告責任の怠慢。事業を進めるにあたっては全ての流れがいつも関係者に情報共有出来ることが求められる。横のつながりが出来ていれば、事故が起こっても原因が早期に改善されやすいし、事業の進捗ははるかに早くなる。議会でこの様な質問が出ること事態、事業に影が差すことになる。これこそ最終は町長の見解と責任を求めるべきではなかったかと思うが。今日は傍聴者が多かった。北島町は議会モニターが傍聴するので、モニターさんかと尋ねると1人元県議会議員だった方が来られていた。馴染みの議員がいる議会を引退後に傍聴しに訪れているという。上板町には来ていないかなぁ。あとの3人はモニターで、自分の空いた時間を使って傍聴し、議会に対して意見批判などの感想を伝えるようである。話をして気になったことは、視点を変えた情報発信(議会中継・ネット配信・住民との交流会)を色々しているが、議会の議事録が原本でなく、要旨をまとめた文書になっていることを気にしていた。それは確かに私も気になった部分である。