板野町議会第2回定例会 no,2

板野町議会第2回定例会(2026年6月16日) 

一般質問(傍聴したのは4名中、三原議員の質問のみ)

三原大輔議員

1)中央広域環境施設組合の「積替え保管施設整備事業」の見積りについて

  ①板野町は議会に事業説明した時、複数から見積もりを取ったと答えた。この事業は、回収ごみをトラックへ積替えする業務、県外で処理するごみ運搬業務、ごみ処理業務の3段階からなる。議会はこの全体費用の見積りのみ説明を受けたが、町は複数の見積り全て確認したのか?町長答弁「発注主体は組合で行っている。事前には複数の見積りがあり、その中から選んだもの。」繰り返しの答弁も曖昧だった。

  ②事業の詳細な説明が無く情報公開請求をしたが、重要部分は黒塗り。そのため審査会に諮り、「開示するべき」の回答を頂いた。開示の結果、相見積りは「トラック積替え業務」のみで、全体費用の見積りはジェムカグループ1社のみ。相見積りしたとは言えない事実が発覚。この事実をどう捉え、組合に対する今後の対応は?

  町長答弁「競争性のあるところと説明を受け、処理については1社のみだった。あくまで主体は組合であるため、こちらからの対応は考えていない。」

2)積替え保管施設整備事業に係る「車両確保費」1憶4300万円の内訳について

  ①腐食防止加工工事2086万円(2台分)。工事期間の業務休業補償5040万円。だが、トラック荷台床の加工工事が行われた形跡はない事を確認した(写真の提示)。この事実の受取りと、組合から変更または実施状況の説明はあったのか?

  町長答弁「訴訟継続中であり、答弁は控えさせていただく。ステンレスについての町の考えも関連内容となるため答えられない。」

  ②残渣容器12基960万円。1基残渣量2t×12となると24tの大量残渣がトラックに残る事に。組合では既にこの事業のため、90基も購入しているはず。業者が別途購入した支出金について組合からどの様な説明を受けているのか?

  町長答弁「これについても答弁を差し控える。」

  ③洗車場整備費用2300万円は業者施設内に建設している。組合に建設なら理解出来るが不適切ではないか。また、高圧洗浄機2台400万円。同様の洗浄機は1台60万円で購入可能である。建設の根拠など、組合からどの様な説明を受けているのか?

  町長答弁「これについても答弁は差し控える。」

  ④管理職の教育費用300万円。事業開始6ヶ月前から特定管理職を雇う予算がこの事業に必須なのか?また、運転手教育費用1260万円(1人60万円)についても同様。それぞれどの様な教育なのか、教育費の妥当性について組合の説明を聞かせてほしい?  

   町長答弁「先程から申し上げている通り、答弁は差し控える。」

  ⑤説明出来ない費用を「その他・諸経費・消耗費」として記載。組合議会の構成員は説明無しで審議。町は、500万円の使途をどの様な説明で理解しているのか?

  町長答弁「答弁は差し控える。」

  ⑥これらの支出について、組合事務局は組合議会に一切説明しなかった。それでも町長は支出の詳細な内訳について、個別説明を受けたか?

  町長答弁「答弁は差し控える。」説明不足を町は組合にきちんと伝えるべき。

  ⑦既に1億4300万円は業者に支払い済である。一部でも不当支出金と認められるなら組合に対して返還請求を求める考えはあるか?

  町長答弁「答弁は差し控える。」

まとめ=町長は不当な事業内容に対して調査をしてほしい。答弁拒否をしているが、組合に気を遣って調査をしないつもりか。行政が動かなければ議会が動くのみ。今後も調査を続ける。ただ町長には、不正に対して戦う議員の邪魔はしてほしくない。

傍聴者意見=三原議員の一般質問は傍聴者が満員。上板町からも数人。阿波市からは、市議や住民も。板野町からは議員の支援者でしょう。町長は最初から答弁拒否で臨んでいました。議員が一般論として聞き直しても、町長は踏み込んで答えて自分が追い込まれることを恐れていた様な感じでした。町長の器の小ささが見え、議員の質問は熱量全開で言葉が溢れていました。そのため、ごみ処理運搬事業費用のどこに疑問があるか、傍聴者には分かり易い質問の構成でした。その後の独自調査は探偵の様で、監査する議員としての誇りを大切にされているなと感じた議会でした。

板野町議会第2回定例会 no,1

板野町議会第2回定例会(2026年6月8日)

日程 

6月8日(月)開会・町長提出議案の説明  

   9日(火) 産業建設常任委員会 協議会

 10日(水) 総務文教常任委員会 協議会 

 11日(木) 厚生常任委員会 協議会 

 16日(火) 一般質問(楠本議員・三原議員・藤田議員・石田議員) 

 17日(水) 議案審議・閉会 

 

傍聴者意見=板野町は補正予算も各常任委員会で協議するのですね。充分に時間を取り、丁寧な協議が出来る事は上板町議会と違い利点だと思います。この様な議会が多く、上板町方式は補正予算の委員会協議は行いません。全体協議会を1日行うだけです。町村議会は委員会の協議を一般公開しないので、上板町では委員会協議がない分、本会議で論戦が(あれば)傍聴出来るとも言えます。

上板町議会第2回定例会 no,3

一般質問(2026年6月11日) 

上原議員=・ごみ処理計画について

①新ごみ処理施設稼働開始の遅れの理由(2029年2月、11ヶ月遅延)

環境保全課長答弁「6月2日の新聞報道であるように、板野町脱退、上板町議会の否決、中東情勢悪化による資材高騰及び入札の不調を想定する等が理由で、重なった現状を慎重に検討した上での判断となった。」

では組合参加人としては遅れる事をいつの段階で知り得たのか?町長答弁「以前から話しはあったが、正式には6月1日の各議会への全協で組合から説明を受けた時点。」組合からの報告が決定後とは、副管理者としての上板町の立場が全くない。また、理由には組合自体の責任が感じられない。

②遅延期間のごみ処理方法は?

環境保全課長答弁「現在の処理方法が終了する事で、板野町は脱退する。全体のごみ量が減りおよそ1年の短期運用。この事から遅延期間は近場への運搬とし、適切な対処をしていく予定である。」

③5月27日の新聞報道で山口県までの運搬料見積もりは板野町議会での答弁(複数の業者から)とは違い1社のみだったと。この疑念に対し事実の経緯を説明。

環境保全課長答弁「裁判中であり答弁は差し控える。事務関連は組合で行っており内容はこちらでは把握していない」怠慢行政ではないか。同じ組合構成員で事業の関連事項に無関心とは。板野町が脱退しても10t減だろう。それで運搬方法を全く変更するなら、最初から山口県へ運搬ありきの計画だったと言えるのではないか?

④新ごみ処理施設建設の遅れ発言があり、上板町の進むべき方向はこれでいいのか?

町長答弁「6月1日の全協の説明では前に進んでいる。早期に稼働出来る様、1市1町で事業を進め、最大限努力していく。」最初から計画案は示されても具体的な事が不足していたり、変更になったりという状態が続いており、組織としての体制が不十分であると感じる。

・私債権の放棄について

①町営住宅の債権放棄(252万7920円は2件分)が3月31日付で発表。経緯と理由。環境保全課長答弁「裁判の結果は、(1件目)本人と連帯保証人の死亡により和解。(2件目)請求はしていたが本人に拒む態度が続き、住居には住まず移転し、やむを得ず裁判を決定。なお、発表した金額は、納付金額と滞納金額の差額で、回収出来ないと判断し放棄という形になった。全協で渡した資料には契約期間が示されていたはず。」

他の分野での類似案件は?水道課長答弁「21件で21万9870円。滞納であり、放棄はしていない。」税務課長答弁「回収が滞っていた場合は徳島滞納整理機構に移管する。」

今後の対策、方法は。担当課長答弁「町営住宅は低収入の住民が対象。滞納があってもすぐに退去は求めない。家賃の分納相談にのり住民の現状を理解し徴収している。あくまで悪質な滞納者を厳選している。滞納は生活困窮者が多く、長期化しないうちから相談にのっている。公平を保つため裁判に訴える事も必要と考える。入居を断る規約はあるが保証人を付けての期限付き債務とする契約となっている。」町長答弁「滞納についての事務処理は、通告し、通知の手続き、相談にのるよう心掛け、一定の手続きを経たうえで裁判に至る。その過程では規定に則り進めていると思う。」

傍聴者意見=2つの質問は大変興味深かったが、残念な事があった。債権放棄についての質問は議員と答弁課長の間では充分に理解されての質疑応答となっている。しかし、全体が理解出来ていない傍聴者や住民には分かりにくいと感じた部分もあった。後で、課長に答弁の分かりにくい部分の説明を求めた時、主旨が理解出来た。質問者も訴えたい問題点を住民が関心を持てる様、少しのプラス説明が欲しいと感じた。

上板町議会 令和8年第2回定例会(2026年6月9日) 

日程

6月9日(火)  開会・町長挨拶と提出議案説明・一般質問(坂東議員)

 10日(水)  一般質問(本浄議員・乾議員・岩野議員)

 11日(木)  一般質問(柏木議員・村上議員・上原議員) 

 12日(金)  議案審議・閉会

一般質問の議員順は変わりませんが、登壇日がズレる事はあります。

前日の朝刊の議会ページに翌日の登壇議員名を記載します。

 予想を裏切り、8日の朝刊議会ページに掲載された一般質問登壇者は3名。坂東議員・本浄議員・乾議員。10日の登壇者は岩野議員・柏木議員・村上議員で、11日に閉会としたい思惑が見えた。

 過去、多富が議会改革特別委員会の委員長だった時は、定例会中に時間の猶予があれば委員会を開催し、議会運営の改善点を何度も話し合っていた。定例会以外も月1の呼びかけをしたが、集まりが悪かった。

 閉会日までに余裕の時間が出来るなら、現在進行中の行政課題(幼稚園や小学校統合・ゴミ処理計画の今後)や議会改革(議員定数削減・委員会,全協の傍聴公開・議事録をHPで公開等)についての話し合いを行って欲しいと思う。定例会の会期中は全議員が出席するのだから、早めに散会せず午後5時までは議員間で課題の協議時間として頂きたい。(定例会の時間の有効利用)議運で決定した日程は、議員の責任・使命の時間だと考えて欲しい。

上板町議会令和8年第2回定例会 no,2

上板町議会令和8年第2回定例会(2026年6月9日) 

一般質問(7名)

1)板東泰幸=①国指定野菜について ②側溝排水路の管理  

2)本浄敏之=①生涯スポーツの取組み ②介護タクシーの確保 ③昨年度特別交付税の上板町への配分 

3)乾崇=①町内道路の整備 ②中央広域環境施設組合の新ごみ処理計画の問題 ③幼稚園統合の状況と予定 

4)岩野角雄=①住宅用火災警報器の設置 ②災害発生時の飲料対策 ③AEDの設置 ④熱中症対策の強化 ⑤部活動の地域移行と選手移動手段 

5)柏木美治代=①会計年度任用職員処遇改善 ②ごみ減量化 ③避難所生活の向上 ④ひとり親世帯への支援 

6)村上浩一=①町保有のマイクロバス運用について(運転手の確保) 

7)上原勝利=①ごみ処理計画の問題点(見積もり1社の新聞報道と新ごみ処理計画の遅れ) ②町営住宅債権の放棄問題

上板町議会令和8年第2回定例会 no.1

上板町議会 令和8年第2回定例会(2026年6月9日) 

日程

6月9日(火)  開会・町長挨拶と提出議案説明・一般質問(坂東議員) 

 10日(水)  一般質問(本浄議員・乾議員・岩野議員) 

 11日(木)  一般質問 (柏木議員・村上議員・上原議員)

 12日(金)  議案審議・閉会

一般質問の議員順は変わりませんが、登壇日がズレる事はあります。

前日の朝刊の議会ページに翌日の登壇議員名を記載します。

上板町議会令和8年第1回定例会 no,2

一般質問  

1)本浄議員=①町財政の見通し(過去の財政調整基金・歳出の削減策)②子どもの読書環境(街角図書館の設置)  

2)坂東議員=①町の幸福度向上の方針? ②小規模農地の貸し出しは可能か?  

3)乾議員=①3年間ごみ処理の県外搬出の量と金額? ②新ごみ処理方式の調査結果?(計画の妥当性・採決が否決でも事業推進とは?) ③行財政改革(人件費増、基金残高減でいいのか?)④技の館の経費削減必要  

4)上原議員=①新ごみ処理施設建設の入札状況?(代替え案提案) ②技の館への運営費増は如何に? ③農業集落排水事業への使用料値上げは不要か? 

5)村上議員=①果樹園芸農家の副業と耕作放棄地への対策  

6)柏木議員=①国保税(18歳以下についての対象者や支援金制度、今後の納税額について) ②帯状疱疹予防接種の状況と支援? ③特別障がい者手当(対象人数・国の制度の活用) ④学校給食費について(無償化ではないのか?・物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金の全体額の内訳) 

7)前田議員=①大規模災害の防災対策? ②南海トラフ巨大地震への取組み ③引野地区地すべり箇所への対策  

8)岩野議員=①ごみ処理問題(今後5年間の組合への運営、負担金額は?市場調査結果と再商品化委託事業者への経費?処理方式の計画は明確具体的か?ごみ減量対策?) ②正規と非正規の職員待遇格差(働き方改革関連法、パートタイム有期雇用労働法、同一労働同一賃金の原則から問う)  

9)富永議員=①地方交付税(財源と地方揮発油譲与?今年度予算の事業の取捨選択を具体的に) ②町のごみ収集に関わる実情(施設までの運搬計画?町の収集車と倉庫新設の合理化?) ③新ごみ処理施設建設(用地・費用負担・議会採決否決を自治法で強行突破・施設建設の入札?残渣の処理は?住民への説明発信は?)

上板町議会令和8年第1回定例会(2026年3月3日)no,1

令和8年第1回定例会(2026年3月3日) 

日程   

3月 3日(火)  開会・町長所信表明・一般質問(本浄議員・坂東議員) 

    4日(水)  一般質問(乾議員・上原議員・村上議員・柏木議員)

    5日(木)  一般質問(前田議員・岩野議員・富永議員)

    9日から11日は各常任委員会で当初予算の審議

  16日(月)  委員長報告・議案審議 

  17日(火)  議案審議・閉会

上板町議会臨時会(2025年1月7日)

上板町議会臨時会(2025年1月7日) 

◎国からの物価高騰に対応する交付金の使途と金額を審議 

◎中央広域環境施設組合からの今年度の新ごみ処理施設整備費に対する町の負担金とそれにかかる設備工事費3年間の債務負担行為の額を審議 

活発に議論が行われたのは新ごみ処理施設計画について。昨年9月14日の工事費が、構成自治体1町の脱退で12月25日に見直され、全体予算が10憶減額となった。

 

質疑応答 

乾議員=①予算の詳細が不明では、基準がなく比較検討も出来ず。10憶減の算定根拠?答弁「規模縮小のため、スケールダウン(安価な構成に変更)した見直しである」受入れ業者に対するゴミの質等のサウンディング市場調査の審査はいつ行うのか?答弁「今後選定業務の中で決めるため、5者の中からだけで決まるとは限らない」③この調査で処理方法が決められると思うが、決まっていない状態で設備工事だけ進めていくのはおかしい、受け入れ方法はいつ決まるのか?答弁「聞いていない」

この後「異議あり」の声がかかり、討論になる 

反対討論=乾議員:この予算に反対の理由3点。1、今回の予算は阿波市議会のみ議決承認し上板町議会はまだ審議していない。だが、先に組合議会は賛成多数で可決し、町議会を軽視、町長は独断専行で組合に追従。2、全体予算の減額理由は具体的説明なし。3、市場調査への委託に手を上げた5者は、運営費の額を示されていない。

賛成討論=村上議員:焼却処理施設の方が安価と言うが、見えない費用はかかるもの。処理計画の説明不充分で反対するなら代替え案を示すべき。阿波市議からは事業の遅れは上板町議会の審議否決にあり、遅れる事で余分な支出が出るならその補償が出来るのかと言われる。ならば、町長選で対抗馬擁立も必要だったのでは。事業を進める事だ。

採決=否決

反対:6(柏木議員・上原議員・富永議員・岩野議員・乾議員・前田議員)

賛成:5(村上議員・本浄議員・吉岡議員・鈴木議員・坂東議員)

 

即刻、町長から再議提出 

反対討論=乾議員:説明もない再議には反対。昨年12月23日の組合議会の採決は、町議会が審議を終えていないにも拘らず独断専行。組合構成自治体の町議会への軽視だ。

賛成討論=本浄議員:施設計画の遅れで3年間山口県萩市までの長距離運搬が行われている。限られた時間を守るには、町議会としての責務を果たす事が大切ではないか。

再議の採決=否決

反対:6人 賛成:5人   

 

閉会町長の挨拶

「自治法177条の2項により義務的経費として支出をさせていただくことをご理解いただきたい。町民生活に影響が出ない様予算を支出したい。」 

傍聴者意見=サウンディング市場調査は事業の検討段階の早い時期に行われる情報収集と対話の手法と言われている。現在、発酵乾燥方式で決定し用地契約を済ませ、設備費用も強硬に議会に承認させている。この段階でサウンディング市場調査の業者を決める等、事業の流れがちぐはぐである事は明白である。組合の都合に合わせていく調査の結果を求めるのか、結果に合わせる設備投資、業者委託をするしかないではないか。柔軟な選択が出来ない流れになっている。しかも5者が手を上げているのに、それ以外の業者を選ぶこともあり得るとは?提案型なのであり得ると言われるが腑に落ちない。

 反対議員は以前から実証実験」を先に済ませ、結果を持って焼却処理方式か発酵乾燥方式か選択出来る進め方を要望していた。発酵乾燥方式でどのくらいプラスチックを含むごみが残るか把握出来れば、その後の処理の流れが定まってくる。処理方式次第で将来のかかる費用は測り知れない事実を突きつけられるのに、なぜ立ち止まれないのか。反対の議員や住民の考えに対して聞く耳を持たず、質問しても真摯に説明をしようとしない執行部の偏狭な考え、姿勢は嘆かわしく思う。

中央広域環境施設組合議会臨時会(2025年12月23日)

中央広域環境施設組合議会臨時会 (2025年12月23日)

1市1町の組合構成での設備工事費の各自治体負担費用を審議 

新ごみ処理施設整備工事費は構成自治体が1町(板野町)脱退したことで、約10憶円の減額。76億452万円。計画通りに進まず、工事開始が遅れる事や入札の不調がある場合を見込み、予算に掛かる債務負担行為も2028年度まで延長。施設建設にはおよそ2年。全体予算は減額でも、構成自治体が減った分、1市1町の負担金は増額となった。2025年度の負担額は阿波市4022万円、上板町1237万円。疑問点はこれから市場調査をすること。委託業者を決め、調査後ごみの質が明確になり、ごみ処理の流れが具体化する。だが既に処理計画を立て、詳細な説明が出来ないまま施設建設を強固に進めている状態。

全員協議会(質疑応答)阿波市議8人・上板町議3人出席

●阿波市後藤議員=コストが不明?答「業者が決まっていない時点では、今後の事に」

●阿波市木村議員=調査の設定?答「発酵乾燥後、3種類に分別しゴミの質を調査する」

●阿波市吉田議員=市場調査委託に手を上げた5者の違い?答弁「1者は実際に実用、3者は処理稼働中、1者は調査や提案が可能」

●阿波市藤本議員=委託業者の絞り込みは?調査する業者が実証実験するのか?答弁「5者は調査のみに手を上げた。業者選定後どの様なゴミになるのかを実験する。処理業者が受け入れられるプラごみかどうか」(市議の質問は意見説明の部分が長く、何を聞きたいのか分かりにくい)

●上板町乾議員=発酵乾燥後のごみを自治体がどこまで分類?答弁「実証実験でゴミの質を確認し、法33条に合うパートナーを選定。プラ分別は委託業者のスキルにもよる」

 

臨時会 阿波市議8人・板野町議3人・上板町議3人出席

阿波市議=笠井安之・三浦三一・木村松雄・吉田稔・松村幸治・藤本功男・後藤修・北上正弘 

板野町議=東條昭二・水口昭彦・根ケ山昇 上板町議=安田孝子・村上浩一・乾崇

臨時会になると、審議に板野町議員が加わり、新たな組合議長選びが行われる。協議の結果、3年後は脱退する板野町だが、今までの申し送りで組合議長は東條昭二氏に決定。その後、今回の補正予算の審議が始まる。

質疑応答 

藤本市議=債務負担行為延長の理由?脱退を決めた要因と板野町議会としての責任は?前板野町長は組合副管理者の立場で組合に責任を押し付け、町議会も脱退を宣言した前町長の責任の追及検証をしたのか? 答弁計画通りに進まず、工事開始が遅れる事や入札の不調がある場合を見込み、予算に掛かる債務負担行為も1年延長し、2028年度までとなる」板野町前議長答弁「板野町民のためを思い、誇りを持って議決した。町民の代表として脱退に同意したことをご理解いただきたい。」板野町長答弁「組合からの脱退は私の町長就任前に決まった事なのでコメントしようがない」

乾町議=組合側の答弁は計画の曖昧さが見え、具体的でない。10憶減の予算の根拠は示すべきでは?それはごみの量か?答弁「構成自治体が1市2町から1市1町となり、規模を縮小したため算定の見直しをした」(具体的な算定根拠は、以前から質問を続けているが今回も答えなし)  

採決は1人異議ありの声がかかり、討論になった 

反対討論=乾議員:計画の基本は市場調査である。その結果が出たわけでもなく今後ゴミの質により計画の流れにも見直しは必要。処理費用の答えも出ない内に大まかな建設費のみで進める事には反対する。

賛成討論=木村議員:一刻の猶予もなく、早期に進めていけるよう賛成する。この後、何人かの議員が続いて賛成討論を行うが、一様に木村議員の意見と同様の主旨であった。特に酷いのが、上板町の安田議長と村上副議長。中心となって来た阿波市に追随する(付き従って追う)事が上板町の使命であるかの様な賛成の弁を述べていた事。

 

傍聴者意見=賛成討論者に、計画や予算が組合の事業として適正なものである事を述べた議員はいなかった。慣例として協議や審議に使われる言葉だが、慎重審議はなされていない。組合議会は、計画の順序が逆転(調査が後で、事業が先に)したまま、結果の重要性より業務の遅れを理由に、住民の不利益を検証することなく進めている。全体予算の内訳が審議する議会に説明も出来ないとは、議会軽視も甚だしい。組合のごみ処理問題や新規事業計画の説明に対し、議会の度に疑問点となるのが事業計画の詳細と予算の内訳だった。

事業の提案があってから経過ごとに、より具体的な説明が出来て当然と思われる時期にも、当初と変わらぬ答弁しか返ってこないのは、明らかに組合が仕事をしていない、動いていない事を証明しているに過ぎない。組合が仕事をしなくても、どこからか示される案をそのまま受け入れているとしか思えない。組合議会では各議員がそれを受け入れてしまっている様な質問となっている。疑問点を明確にしなければならない、議員本来の使命感が感じられない全協、臨時会であった。

ただ今回から、上板町議会で疑義を質問し明確でない以上事業は立ち止まり見直し、現状反対の立場の乾議員が組合議会のメンバーになった。1人でも反対の立場の議員が現れ強く意見を述べる事で、議会自体の質疑応答は活発になって来たと思う。藤本議員が脱退された板野町議員に詰め寄っていたが、事業計画の杜撰な部分は改善される訳がない。計画や予算の根本をなおざりにして審議結果だけを急ぐのは、将来において住民からの納税額を無駄に使ってしまう事になると思う。

大きな問題点:組合議会は構成自治体の議決を待って事業を進めていくべきだが、上板町議会の議決を待たずに採決を行い、賛成多数で強硬に可決した。広域行政や一部事務組合で複数の自治体が組織を設立すると、どうしても人口の多い、規模の大きい自治体に引っ張られる。全国でも似たような例があるようだが、疑義を放置して住民不在で既得権を守る様な議会は恥ずかしいと感じていただきたい。