板野町議会の傍聴(2023年12月11日)

日程 11月27日開会、 12月11日一般質問、 12日議案審議閉会 

議員12人=水口昭彦議長(69歳) 奥尾周二副議長(75歳)  議員の平均年齢63歳 

2023年4月 人口13.011人(有権者11.105人) 

議会の議事録はHPで公開。 

開会=傍聴出来ず。一般質問=今回2名(石田実議員・三原大輔議員)

質問議員:石田実=町民センターにエレベーター設置・帯状疱疹ワクチン補助・文化財保護審議会での古文書収集

質問議員:三原大輔=板野駅無人化の今後・選挙管理委員会の投票入場券配布について・新ごみ処理施設建設事業の進捗状況 

傍聴者の意見=三原議員の質問はどれも興味深く、現状町が抱えている大きな課題に視点をあてている。上板町から見れば板野駅の今後も、国政選挙の投票入場券送付時期も、新ごみ処理施設の行方も関心ごとであり、聞けて良かった。板野駅の無人化により、今後の管理に周辺住民の声を聴くというような答弁が無かったことは残念に思われた。町に管理責任はあると思うが、地域の活性化は地域住民もそれぞれ考えがあると思うので、住民の理解協力を得て共に無人化が衰退につながらないような活動や取り組みは可能ではないかと思う。投票入場券は国政選挙について確かに上板町も遅い送付だった。それにより投票率の低下にもつながりかねないので、どの選挙であれデメリットを避ける事務処理をしていただきたいと思う。最後のゴミ処理は施設は1市2町の合議が必要で複雑な部分はあっても、情報交換(計画・交渉)が円滑に進むための丁寧な協議が不足しているのではないかと思える答弁だった。阿波市の方に提出出来る充分な資料が作成できていないようでもあるのは、阿波市だけの責任ではない。板野町・上板町はどの様な協力体制で臨んでいるのかが問われている。議員の追及に、中央広域環境施設組合の構成員(副管理者)としてトップがどの様な判断を持って協議しているのか答弁があっても良かったのではないか。どの質問に対してもトップの判断が示されなかったのは疑問に思う。今回は、町議会議員改選後の定例会で若手の新人議員が多く当選し、傍聴席も9名参加と多かったのではないだろうか。板野町は、ケーブルテレビは1社だが、カメラは2台。前からと後ろからのカメラワークで、傍聴者からは議員の背中しか見えないが、テレビで視聴すれば質問議員は正面から撮影される。議員にとっては嬉しくもあり、緊張する場面となっている。板野町議会は若手議員の進出で、今まで慣例で進められてきたことに対しても疑問を持って、議会改革、また行財政改革に取り組んでくれるであろう期待感があふれているように感じた。

松茂町議会の傍聴(2023年12月7日)

日程 12月7日開会、11日一般質問、20日議案審議閉会 

議員12人=川田修議長(71歳) 板東絹代副議長(72歳) 議員の平均年齢68歳 

2023年4月 人口14.669人(有権者12.347人) 

議会の議事録はHPで公開。議会だよりは別冊で年4回発行(定例会から2ヶ月遅れ)。 

開会:傍聴者への資料は本日の日程表のみ。休憩所コーナーでは各種飲料水のサービスあり。執行側の説明者は19人と多く、部長職が3つの分野(総務・産業建設・民生)に置かれていた。会期の日程は議長から報告し議会に諮る。町長挨拶は提出議案の説明が中心で自席(これは意外だった)から行われていた。

傍聴者の意見=傍聴者への資料は議事日程表のみだったが、上板町ではそれさえ頂けないので有難かった。執行側の説明者19人は多いと思った。町自治体ではなかなか部長級の役職は珍しいのではないか。行政運営において、ここそこに国の施設を抱えるメリットを感じる。それも住民が理解を示し協力する意識があるゆえのこと。一般質問は4名、午前中1時間ほどで終了したと聞いた。1議員の質問が1問か2問だった。今後、議会にタブレットの導入をするようである。今、研修に取り組み、苦手意識を払拭中だとか。今年度末に議会へ導入出来るよう、一丸となって進めている。松茂町議会は開会のみの傍聴だったので、上板町議会にない取り組みなど、一般質問・議案審議が傍聴出来なかったのはとても残念。しかし、他の議会を傍聴することはすごく刺激になって新たな発見がたくさんある。