6月8日の全員協議会にて、再び質問文書に対して話し合いをしたそうです。その結果、全議員が回答をしないという方向に決定したそうです。質問に回答するという姿勢を撤回するのも疑問です。住民へ向けて、議員自身の考えを述べる機会はとても大切なことだと思います。しかし、全員が集まると内向きの方向へ進むという議会の消極的な空気感は大きな問題です。最終は議長の判断に任せることになりますから、議長自身の議会改革への力の入れ方が問われることにもなるのではないでしょうか。今はどこの議会も、住民に対しては発信の重要性から、委員会の傍聴や住民との交流会を積極的に取り組む努力をしています。それでも、住民に議会への関心を持ってもらうことが大変難しいことは、どの議会でも苦慮されていることです。その中で、住民の方から発信のチャンスを提案させていただいたにもかかわらず、無しにすることはいかがなものかと思いました。上板町議会の改革にはまだまだ大きな壁が立ちはだかっています。残念です。
質問への各議員の対応(2)
2023年6月6日 議会運営委員会終了後 議会事務局の方から、提出文書は各議員に対してなので12名の議員に直接手渡して欲しいと伝えられました。出席議員7名にその場で、参加していない議員には自宅の方へその日のうちに全議員に手渡しました。そのうち3名は直接口頭で質問に答えられ、あと3名からは定例会までに文書を作成しておくとのお返事をいただきました。
上板町議会議員に質問文書提出 2023年6月6日 (1)
議員の皆さま、日々町のために種々の活動ありがとうございます。今年は私たち住民との懇談会を実行してくださり、少し議員との距離が近づいて来たのではと感じました。これからも継続をお願いします。先には、私たち住民へのアンケートを取られましたが、活動の参考にされておられますか。今回は私たち住民から、議員の皆さまにご質問させて頂き、考えをお聞かせ願えたらと思います。普段の活動に対する素朴な質問です。以下の3点です。
1)4年間の議員としての目標は何だったのか。それに対する達成の有無。
2)現在の議会改革において住民の関心度を上げる具体策を持っているか。
3)議会の予算審議で予算案の修正についての考え。(参考資料添付・5月29日徳新朝刊の現論)
6月定例会は目の前ですね。今回も傍聴にまいります。その時にご回答いただけるようよろしくお願いします。文書でも口頭でもかまいません。「みらい通信」は、住民の皆さまに議員活動の発信のお手伝いをさせていただきます。平等性を保つため、各議員の回答に対して、一切のコメントはいたしません。どうかよろしくお願いします。(この文書は「上板町の未来を考える会」より、議会運営委員会を開催する前に提出させていただきました)
藍住町議会の傍聴
今、藍住町は学校給食への牛肉納入をめぐり、官製談合事件で混乱を招いている。奥田元副町長と平石元副議長が業者の男性と共に3月6日に起訴された。事件は2020年10月、納入業者を決める時に最低見積もり価格を業者に漏らしたということである。
3月6日、定例会開会。事件を受け、藍住町長が所信表明でどの様に説明対応するのか。15分強の所信表明。
「町政への信頼を著しく失墜させ、ご心配ご迷惑をおかけしたこと、大変申し訳なく深くお詫びする。奥田副町長に対して任命責任は私にある。今後、不祥事の再発防止に向け職員の綱紀粛正、事務処理の改善見直し等、信頼回復のため全力で取り組み、長の責任を果たしていく。」
その後、新年度の重点取り組みを述べる。長としての各分野に対する目標や考え方を示し、具体的事業を簡単に説明。大きな事業に対してはパブリックコメントを実施する。老朽化の藍翠苑建替えに関して場所選定は決まり次第、議会に報告。グローバル化のための中学生の海外派遣、英語力向上のための資格検定への支援。藍の館の運営で藍に力を入れ、阿波藍日本遺産認定から4年目、今後関係者と共に推進。変わりゆくコロナ対策の支援にも連携して具体策を伝えていく。最後は行財政改革で、目標は事務負担の軽減・住民の利便性の向上。22年度の基本計画の中間見直しを実施。住民が聞いて分かりやすい丁寧な説明だった。ほとんど金額の提示はせず、将来に向けてこう考えているのでこの様に進めていく。藍住町長がどの様に考えているのかが伝わってきた。
松田町長、参考にしていただきたい。町長が目指す町がどういうものか、そのために今年はここに力を入れるのだと、住民が聞いて理解して頂けるような所信表明を述べてほしい。松田町長は新たな事業と金額を述べるだけ。それでは、どの様な町を目指しているのか伝わらない。