上板町議会臨時会(2025年1月7日)
◎国からの物価高騰に対応する交付金の使途と金額を審議
◎中央広域環境施設組合からの今年度の新ごみ処理施設整備費に対する町の負担金とそれにかかる設備工事費3年間の債務負担行為の額を審議
活発に議論が行われたのは新ごみ処理施設計画について。昨年9月14日の工事費が、構成自治体1町の脱退で12月25日に見直され、全体予算が10憶減額となった。
質疑応答
乾議員=①予算の詳細が不明では、基準がなく比較検討も出来ず。10憶減の算定根拠?答弁「規模縮小のため、スケールダウン(安価な構成に変更)した見直しである」②受入れ業者に対するゴミの質等のサウンディング市場調査の審査はいつ行うのか?答弁「今後選定業務の中で決めるため、5者の中からだけで決まるとは限らない」③この調査で処理方法が決められると思うが、決まっていない状態で設備工事だけ進めていくのはおかしい、受け入れ方法はいつ決まるのか?答弁「聞いていない」
この後「異議あり」の声がかかり、討論になる
反対討論=乾議員:この予算に反対の理由3点。1、今回の予算は阿波市議会のみ議決承認し上板町議会はまだ審議していない。だが、先に組合議会は賛成多数で可決し、町議会を軽視、町長は独断専行で組合に追従。2、全体予算の減額理由は具体的説明なし。3、市場調査への委託に手を上げた5者は、運営費の額を示されていない。
賛成討論=村上議員:焼却処理施設の方が安価と言うが、見えない費用はかかるもの。処理計画の説明不充分で反対するなら代替え案を示すべき。阿波市議からは事業の遅れは上板町議会の審議否決にあり、遅れる事で余分な支出が出るならその補償が出来るのかと言われる。ならば、町長選で対抗馬擁立も必要だったのでは。事業を進める事だ。
採決=否決
反対:6(柏木議員・上原議員・富永議員・岩野議員・乾議員・前田議員)
賛成:5(村上議員・本浄議員・吉岡議員・鈴木議員・坂東議員)
即刻、町長から再議提出
反対討論=乾議員:説明もない再議には反対。昨年12月23日の組合議会の採決は、町議会が審議を終えていないにも拘らず独断専行。組合構成自治体の町議会への軽視だ。
賛成討論=本浄議員:施設計画の遅れで3年間山口県萩市までの長距離運搬が行われている。限られた時間を守るには、町議会としての責務を果たす事が大切ではないか。
再議の採決=否決
反対:6人 賛成:5人
閉会町長の挨拶
「自治法177条の2項により義務的経費として支出をさせていただくことをご理解いただきたい。町民生活に影響が出ない様予算を支出したい。」
傍聴者意見=サウンディング市場調査は事業の検討段階の早い時期に行われる情報収集と対話の手法と言われている。現在、発酵乾燥方式で決定し用地契約を済ませ、設備費用も強硬に議会に承認させている。この段階でサウンディング市場調査の業者を決める等、事業の流れがちぐはぐである事は明白である。組合の都合に合わせていく調査の結果を求めるのか、結果に合わせる設備投資、業者委託をするしかないではないか。柔軟な選択が出来ない流れになっている。しかも5者が手を上げているのに、それ以外の業者を選ぶこともあり得るとは?提案型なのであり得ると言われるが腑に落ちない。
反対議員は以前から「実証実験」を先に済ませ、結果を持って焼却処理方式か発酵乾燥方式か選択出来る進め方を要望していた。発酵乾燥方式でどのくらいプラスチックを含むごみが残るか把握出来れば、その後の処理の流れが定まってくる。処理方式次第で将来のかかる費用は測り知れない事実を突きつけられるのに、なぜ立ち止まれないのか。反対の議員や住民の考えに対して聞く耳を持たず、質問しても真摯に説明をしようとしない執行部の偏狭な考え、姿勢は嘆かわしく思う。
