出席者=執行部14名、市議2名(木村市議・樫原市議・笠井欠席)、市民17名、傍聴者約14名 

説明内容=現状及び今後の方針・運営について(積替え保管施設・新ゴミ処理施設・周辺対策事業等)

管理者町田市長挨拶=丁寧な説明をし、住民皆さまのご意見・疑問点を聞き、推進していく。

質問者4名(19時~21時半)

・中川氏・・・①土成・吉野の住民に伝えたいこと?市長答弁「20年間お世話になり、ありがとうございました」②稼働20年間とする覚書や協定をどう捉えているか?市長答弁「計画の変更もあり申し訳なく思う。協定書には重みがある」③2名の出席市議は、今まで組合に対して地元住民の疑問の声を伝えてきたか、甚だ頼りにならなかったと感じるが?答弁無し。④何を主に組合運営を進めているのか?市長答弁「住民が一番だと考え、施設運営を進めている」⑤21日に、土成の林南自治会長ら4名が52名の署名を添えて、新施設運営の遅れを、現行の施設敷地内で積替え保管作業をするなとの申し入れをした。これを受けどう判断する?市長答弁4自治会毎に説明をする時間を頂きたい」⑥運搬車両確保費とは何か?局長答弁「車代ではない。R7年8月から2.8年の運搬に係る人員や臭気対策費等の準備費用」⑦この事業、既に1億の費用が支出されているが何に使われた?後に局長から聞き準備費用として合同通運に支払われたと答えられた。

・岩野氏・・・先日、中央広域環境センターの利用中止の申し入れをした。3年間の運営でどの様な安全対策をするのだろうか?申し入れをした以上、我々からも自治会員に説明する必要があり、口頭の説明では理解出来ない部分がある。金額にしてもである。住民が理解し判断出来る様な文書を作成して頂きたい?市長答弁「地元自治会の方々が分かる様、今後の運営計画、臭気対策等予算も併せて文書にまとめ作成する」

・白川氏・・・①現在の稼働施設は今後どうするのか。取り壊しを希望するが、JFEと中央広域環境施設組合との間で譲る様な噂が聞こえてくる。その後合同通運に渡される話になりはしないのか?市長答弁「現在の施設は2市2町での運営。この構成での話し合いで今後決めていくものであり、その様な話は全く聞いた事がない」②先ほどの市長答弁で、利用延期中止を申し入れた代表者に自治会毎に説明をするというが、全体にすればいい。なぜ、個別に説得するような場を作るのか?市長答弁「個別に一人ひとりという訳でなく、文書提出の自治会単位で説明をしていく」

・川田氏・・・①今回の3年間の山口までゴミを搬送する運営が決まったのはいつ?市民の間から組合側はこんな事即答出来んのか」「3月の住民説明会の前頃だろ」という声が上がる。局長がその後ぼそっと何か言う。②周辺の環境調査はどこが行う?局長答弁「東洋技研が行う。サンプルを取って、年2回環境調査する」③周辺対策事業とは1.5㎞圏内というが、人に対してだけか農地は対象ではないのか?局長答弁「自治会の加入者対象となる」④遅れた事業さえ、再び延長になるとしたらどうするのか?局長答弁「延長にならない様努力していく」この質問は何度も聞き返されたが、管理者も同様の答弁を繰り返された。遅れる訳にはいかないため、この答弁しか言いようがない。

傍聴者意見=21日に自治会代表たちが、中央広域環境センター利用中止を申入れした。この申し入れ書提出は、5月24日の朝刊地域総合面で記事となり、見出しは「ごみ保管」改造中止を阿波市長に住民申し入れである。これは住民説明会に向けて、組合側に対しプレッシャーをかけることが出来たと思う。ただ、代表の岩野氏と市長の質疑応答を聞いていると、強く中止を訴えている訳ではない印象が伺えた。組合側の説明不足に憤りを感じている様だ。同じ反対意見でも住民感情は個々に差異がある。焼却施設のある地元に対しては、より丁寧な説明が求められるし、約束が守られなかったという理不尽な結果を突き付けられた地元住民の怒りは、この8月に向けて益々高まってきたことも事実である。また、白川氏の質問は2問の記載となった。かなり多くの疑問を投げかけられていたが、答えを待たず意見する時間に割かれていたので、こちらも聞くことに集中し書き留められなかった。予定時間を大幅に過ぎ、最終質問者の方が簡潔にいい質問をされた。一問一答を丁々発止に交わされて気持ちのいい締めとなった。