中央広域環境施設組合の今後3年間の処理運営

中央広域環境施設組合監査委員に対し住民監査請求提出

〇4月3日提出者=阿波市・深田君代、上板町・多富佐智子、板野町・扶川敦

〇受付=中央広域環境施設組合総務課 

〇請求の要旨=事業費の一部が不当に高額であり、理由として不透明な業者選定がある 

 車輛確保費1億4300万円は必要か?車輛改造費2750万円のみで充分。車は業者自身が確保するもの。 

 運搬費約17憶は適正額か?国土交通省の距離制運賃表から10t大型トラックの場合。    890㎞(山口県ジェムカ往復)高速料金33,320円・軽油157円燃費4kの燃料費7,676円。よって運賃137,280円に加えると178,276円(1日1台分)となり、3年間でおよそ7憶6000万円が適正額。しかし、運搬の契約額は1日1台40万円である。

双方合計の事業費18憶4300万円は適正額7憶8750万円といえないか。およそ10憶強払い過ぎと考える。業者選定の公募プロポーザル方式が行われる前から、同事業者名が板野町全員協議会で執行部から出た事、公募に手を上げたのは事業者のみだった事、提案価格は98%(上限価格)だった事から、馴れ合い関係が疑念される。この事を主張した。ここまで、各議会では審議するのに情報不足を頻繁に訴え、議員や住民からの情報公開請求も何度も行われた。昨年6月の最初の予算審議では上板町板野町議会では反対の意見が拮抗していたが、組合議会で可決した。今年新年度予算で事業が動き出すようになり、板野町議会ではこの費用に減額修正動議がかかったり、上板町議会ではこの費用に反対し討論になった。しかし、過半数が賛成で予算は認められた。阿波市の施設周辺の住民は切実な思いで不満を訴えている。しかし、住民に寄り添って疑義を訴える市議がおらず、かろうじて少数市議が住民意見を伝えるだけに留まっている。

よって、1市2町の活動団体代表の住民から、3年間のゴミ処理運営において監査請求を行った。この請求書は4月22日付けで組合総務課が受理したとの郵送通知が届いた。