1)プロポーザル方式の公募が1業者のみ。その上、事前説明で名前が出た業者である。適切な公募か疑問。回答「民間の創意工夫、安全性、効率性の確保のため公募型プロポーザルで募集。組合の積替保管施設整備事業者募集要項に基づき優先交渉権者を選定。手続きは適切であると考えている。」
2)選定されたジェムカ(山口県)は420㎞離れた遠距離処理施設。年間16000tの一般廃棄物を運搬する事で膨大な運搬費用がかかる疑問。回答「令和10年3月末の新ゴミ処理施設完成まで可燃ごみを安定して処理を行うため。組合や事業者選定委員会で適正に審査を実施した。」
3)運搬業務について。運搬車両はどこに貸与するのか、購入するのか。最終所有者は誰なのか疑問。回答「ゴミを施設外へ搬出開始までに、運搬車両を確保する必要あり。ジェムカグループはグループの代表企業、運転、ゴミ処理業務を行うジェムカ株式会社、積替保管工事の設計施工を行う松村建設株式会社、運搬業務を行う四国合同通運株式会社で構成。運搬車両は業者が開始までに確保し、組合で所有する物ではない。」
4)中央広域環境施設組合で適正な処理の確認点検はどの様な体制でおこなうのか。回答「令和7年8月頃を最初に1年に1回以上、ゴミ処理の実施状況を確認する。」
1市2町住民有志意見=書面回答が郵送されたのは10月22日。新聞記事として掲載されたのは阿波市の記者より25日付。本当にプロポーザル方式が適切な方法だったのか。プロポーザルで選定された業者とは、契約後もより安心安全技術面を求め交渉することが出来るようなので、その点の改善案は余地があるだろう。ただ、ジェムカ(株)がコンサルティング業務を行うことで、3年間同施設(場所)にゴミが運搬されるか否かの疑義もある。年1回でなく、日々の処理や運搬状況の確認が必要ではないのか。