令和5年度周辺環境調査結果報告の説明(年1回)
報告書に沿って具体的に数値で説明
●ゴミ(可燃ごみ・複合ゴミ)搬入量 合計 27,800t・稼働日数 323日
●ゴミの種類割合=紙布48%、木竹5%、ビニル33%、厨芥12%、不燃物他2%
●光化学オキシダント=測定地 のセンターや土成こども園、13時~19時の日中発生(6月9月では、工場や車の排気ガスによるスモッグの発生も関与)
●地下水質調査=7か所検査、カドミウム・鉛・水銀・窒素・ダイオキシンは基準値以下
●臭気調査=5か所検査、強度2~3(やっと感知出来る臭い、弱いが何の臭いかわかる)
●土壌汚染調査=R6年2月6か所検査、ダイオキシンは昨年測定値より若干数値上昇だが、基準値は超えていない
●振動騒音調査=センター内の振動調査は基準値内、騒音調査は場所により基準値超え
●調査委員会の質問と答弁をまとめた資料、燃焼放散塔使用の内訳資料も提出
説明者町田市長以下 組合側局長及び課長、課長補佐(7名)
住民参加(9名)・・・半数が質問・以下主なもの
①調査報告書の有害物質に対する数値、周辺環境の臭気や水質における数値は正確か。
②調査の報告のみで、提出された数値に対する質問をしても明確な対策の回答がない。
③土成町の一部地区で癌患者が増えたと言われているが、何が影響しているか不安。
④環境問題に重点を置いているが、処理にかかる費用に関しても住民に公表すべき。
⑤来年から吉野川市が脱退しての運営。脱退の真の理由を教えて欲しい。
⑥20年の覚書を守るなら、来年から3年間ゴミの積替え保管のためにセンター利用することは許されないのでは。(先月の住民説明会で出た質問)
参加者意見=進展するような具体的回答はなかった。身体的被害が立証出来るなら、また3年間の延長がこのセンターで運営されるなら、補償問題に発展する可能性もある。参加者質問時に市長は携帯電話を操作し、失礼な態度で報告会に臨んでいた。急ぎなら退席を求め、操作し終えた後、自席に戻る配慮が必要だったのではないか。報告会を軽視されている感が参加者に伝わってきた。④については来年情報公開を申請する。吉野川市脱退で当初予算編成が難航し、今情報公開の資料作成は無理との理由で来年申請。公開内容は、正確な予算状況を知るため、決算から監査委員の意見書を20年間分要求する。
公害防止審査委員会での主な答弁(資料より)
令和7年7月末で焼却自体は止める。8月から積替え保管作業で当施設を使用。引き続き委員会へは調査結果を報告する。新たな施設の進捗状況は今年3月に阿波町で説明会をし、7自治会より建設同意書を頂く。但し調整池の整備は終了したが、造成地契約はまだ。燃料の販売先の目途は立ったが、最終文書のやりとりはまだ。工事入札の件は来年度初めの計画とはなっている。
参加者意見=これは具体的な計画により適正に進められている訳ではない。答弁内容では課題が残り、契約も販売先も中途半端な状態。先の見えない不安が増すばかりの現状である。計画が理想の予想図(答弁の語尾が~と思う、~しているところ)で基盤が整っていない。吉野川市の脱退は、予算や計画に対しての甘さ、スピード感がない、協議不足等からの判断だったのではないだろうか。