阿波市の今と未来を考える実行委員会主催

1)新ゴミ処理施設について   藤本功男阿波市議(移転場所の地域住民への説明と計画の流れ) 

2)現ゴミ処理施設の問題点   三原大輔板野町議(現施設の覚書稼働期間の遅延による移転までの3年間の計画)

3)現在考えられる対策と将来へ   深田君代(専門家の意見を取り入れて)

4)徳島市の場合・ゴミ処理施設新設時の市民会議   津嘉山郁子  

         阿波市地域交流センター2階 多目的ホール 15時~17時半

 

このシンポジウムは、天気の悪い土砂降りの雨の中、全体で40名ほどの参加者だった。遅れて阿波市長が傍聴に来られた。現在、1市2町の議会で、このゴミ処理施設移転の遅延について議論が交わされている。覚書契約(20年を超えて稼働しない)に反する事態が起きている。3年間の遅れで、およそ37億という本来発生することのなかった事業を、議会は認めこれから施行される。3年間は、ここから出たゴミを県外に捨てに行くという。その3年間を請け負う業者を8月までに入札(プロポーザル方式)で決めるという。

住民団体としての意見はこの様な事業を始める時には、組合組織(阿波市・板野町・上板町)の話し合いの中に経験知識豊富な何人かの専門家が含まれるべきと言うことを強調されていた。昨年11月に県外から講師を招き、ゴミ処理施設の在り方を学ぶ。(豊島不法投棄問題に携わった技術責任者の阿部清一氏による勉強会)   

市議の発表では、新ゴミ処理施設の用地契約の変更や金額の妥当性の説明が明確に計画されているのか情報の説明が進まず、審議に必要な内容が満たされていない問題点があることを訴えていた。建設費73億。内訳交付金21.9億、地方債44.9億、一般財源6.2憶。用地は買取が借地契約に変更した。組合から脱退した吉野川市は現在早々と施設建設が進行している。この違いは?

町議は、遅れたための3年間の事業内容の疑問点を発表。町執行部から、議会には提出されないが特定の業者は既に決まっており「ジェムカ」と企業名を発言されたらしい。これには組合管理者である阿波市長に明確な答弁を求めた。「まだ、業者は入札しておらず決定していない。企業名が出されたことは、私には分からない。」その場しのぎの回答しか言えないだろう。組織と業者の馴れ合い関係の問題点。