議会最終日 

●予算審議 補正予算1億1300万円 (合計55億4900万円)

 主に定額減税で全て国の補助。所得税から3万円、住民税から1万円控除される。対象世帯は合計所得金額が1805万円以下。上板町では2474世帯。対象者には7月下旬に申告書を発送し、10月末までの3ヶ月間が受付期間。

●教育委員任命(2人)  堀江照代氏(65歳)椎本  生田恵子氏(45歳)神宅 

●追加の予算審議 補正予算5100万円 

 中央広域環境施設組合負担金5136万円(5100万は基金繰入,36万は予備費)基金残高10億3500万円。6億4100万円の債務負担行為(財政法第15条第3項の規定により5箇年度以内)をかける。これは施設移転が遅れたため発生する費用のうち、上板町が負担する額。1市2町の合計額は37億8690万円。このうち、本年度にゴミの積み替え,保管施設に改造,運搬車両確保2億8090万円。このうち、上板町の負担金は5100万円となるが・・・。審議では批判の質疑が出る。最後に答弁した町長から「予算が通らないと前に進めない」と言われた。その後、採決は討論となった

★反対討論(乾議員)町長、課長の答弁は新聞報道以上の説明が無く、分かることは予算額だけ。個別の項目の積算根拠もなく「詳しいところは判らない」では審議しようがない。これだけの説明で慎重な審議をせよは無理である。審議出来ない。

★賛成討論(鈴木議員)=組合からの報告について協議をしていく事が必要。これから入札があるというのに、言えないこともある。遅れている今、各自治体が共に進めていく事である。

賛成議員(6人)・・・柏木・村上・本浄・吉岡・安田・鈴木

反対議員(5人)・・・上原・岩野・富永・乾・前田 

傍聴者意見=今回の補正予算は可決ですが、賛否拮抗の状態。疑惑が透けて見えるのは、鈴木議員の討論です。いったい何を認知して事業を進めようとするのでしょう。言えないことを鈴木議員は知って、入札のために云々とは賛成の理由になりません。何を知っているのか知りませんが、予算がどの様に導き出され、決して特定業者ありきで見積もられたものではないという根拠を示すための説明が賛成討論ではありませんか。ゴミを受け取る業者は現在決まっていないにも関わらず、なぜ先に運搬車両,コンテナを用意するのか説明がありません。議員からその質問はなかったです。詳しい個別の積算根拠を詰める質問も全員協議会でなされた結果の本会議だったかもしれませんが、説明が無いよねだけでは益々住民には疑惑しか感じられません。町長は見積もった予算ありきの答弁でしたね。

 昨日の板野町三原議員の質問は的を得ていました。まず、プロポーザル方式のようなやり方は高度な技術を要する建築などに最適で、ゴミをこっちからあっちに移動させる事は、運搬業者全般に求められる業務なので、はっきり言って一般競争入札で、価格の適性を図るべきです。すでに入り口から疑念を抱かせる流れが出来ています。皆さん、どう思われますか?

 板野町議会では同様の補正予算(板野町負担金6446万円)が、同じく可決された。結果は賛成8人、反対2人、退席1人だった。反対は大西議員と三原議員、退席は共産党の石田議員。共産党議員が反対ではなくとも退席された事で、上板町も柏木議員は反対もしくは退席されるだろうと思っていましたが、意外や賛成に回るとは。

★反対討論(三原議員)まだ業者が選定されていないのに、なぜ運搬車両やコンテナの予算が出てくるのか。6400万円の内訳が明確に必要経費だと示されない状況では審議出来ない。(私が不信に思うことと同じ意見で反対された)

★賛成討論なし=これだけ疑惑を質問されているのだから、住民が納得出来る妥当性を示さなければならない。誰一人として自分の意見や考えを示すことが出来ないとは。議員の責任感や使命を忘れてしまっているのではないか。