上板町議会の傍聴(2024年6月12日)no.1

一般質問(6名)

岩野議員=肺炎球菌予防接種の費用助成・生活排水対策の推進

安田議員=環境対策の推進・認知症への支援

乾議員=水害対策と避難所のトイレ支援・介護保険料・水道事業会計・新ごみ処理施設の今後の日程

本浄議員=人口減少問題の課題と対策・学力向上対策・技の館の環境整備

上原議員=農業集落排水事業の会計と継続・新ゴミ処理施設の予算と課題

柏木議員=住居耐震化対策・補聴器補助制度・自衛隊募集の不備・パートナーシップ制度・マチイロアプリ配信 

 

6月12日乾議員の一般質問

 予算審議で活発に議論していただきたいのが、ゴミ処理施設の移転遅延による3年弱の余分な事業にかかる大きな出費である。7日の新聞記事では、4日に阿波市議会・板野町議会に、6日に上板町議会に説明があったという。乾議員はその説明に対する質問で、新ごみ処理施設についてのみの質問通告となっていた。課長答弁は「建設候補地となる7自治会の同意は得ている。造成工事は本年度中。来年秋には新処理施設の工事にかかる。」今までの記事以上の発言はなかった。また、町長に組合の副管理者としての責任を質していたが、町長答弁は質問をそのまま答弁としてひっくり返しただけだった。

傍聴者の意見=東みよし町議が傍聴に来てくれました。前回の3月定例会では7回ほどこちらから東みよし町議会へ傍聴と座談会、議員の勉強会等に参加させて頂きました。他の議会を傍聴するのは勉強になりますねと言われ、6月は東みよし町からこちらへ聴きにきてくれました。上板町では今一番大きな問題が、ゴミ処理施設移転遅延問題。この問題は1市2町の組合で進めていくので、明日の板野町議会にもこの問題を質問する議員がいるから傍聴に行きますかと誘いました。東みよし町議はとても活動熱心な女性で了承してくれました。また、この問題に関しては非常に力を入れている阿波市民の方も上板町議会の傍聴に来てくれました。よって、明日もこのメンバーで板野町議会一般質問を傍聴に行きます。

徳島市議会の傍聴(2024年6月11日)

開会 

 新しい市長になり初めての議会。傍聴席は全78席、ほぼ満席。おそらく遠藤市長を応援した方たちだろう。10時開会が遅れるという案内があった。副市長人事が難航していることでの議論かと思いきや、加村議長が副議長に辞職願を提出し、議会運営委員会の副委員長も委員長に辞職願を提出した。まず、議会を進行するためには、議長選挙を行わなければ始まらない。この議長選挙がまた大きな混乱を招き、調整するのに4時間半。開会は午後2時半過ぎとなった。

議長選

 どんでん返しの様な思わぬ結果となった。徳島市議会では初の共産党が議長を取った。しかし、共産党も本人も無所属の山本氏を選び、船越智子氏に投票したのは反市長派と中立派。反市長派は1人に票をまとめる事が出来なかったため、苦肉の策が招いた結果である。一番びっくりしたのは当の本人らしい。一応、市長派が議長を取ることが出来た。

副市長人事

第1副市長=第2副市長の松本泰典氏(64)・・・12人が退席し、17人が同意   

第2副市長=元県政策監の瀬尾守氏(65)・・・11人が退席し、18人が同意 

双方ともかなりの市議が人事採決を拒み、退席の姿勢を取った。

傍聴者の意見 

 開会が遅れるとの案内があった後、傍聴は「リコールの会」の会員たちであることがわかりました。逐次、代表者ではないけれど元議員の方が、状況報告をしていました。その後あまり待たされるので、「おそらく午前中は、動きがないと思います。午後から、まず議長選挙をして進んでいきます。」これで一旦は帰りましょうと、呼びかけていました。そして「ただ、皆さんに知ってもらいたいのは、この議会に混乱を招いているのは岡市議の存在が大きいのです。彼の後ろには既得権益でつながっている組織がいくつもあります。そのような形で、市政の中で活動するのはどうだろうかと考えて欲しい。」と言うことを、よりあからさまに傍聴者に訴えていました。

 しかし、議会の混乱は市議だけの責任でもないと思います。遠藤市長就任には、落選からの4年間何をしていたのかも問われるでしょう。同じことの繰り返しをしないためにどれだけの反省と学びをしたのか、副市長人事が思うように進まない状態が物語っているのではありませんか。誰かの後ろに隠れて小声で語るのではなく、元市長なら堂々と市政のあるべき姿を伝える勇気が必要だったのではありませんか。内藤市政に問題があるなら、そのパフォーマンスが必要だと思います。市民に分かるように。堂々と面前で発言することで、おのずと信頼を寄せる住民は増えていくと思います。そして、反対の立場の方々とも話をする機会を多く持ち人脈を広げることも。でも、何もしなかったでしょう。悲しいかな、初議会傍聴で感じたのは、4年前の遠藤氏そのものではないかということです。

板野町議会の傍聴(2024年6月4日)no.1

開会

 町長所信表明25分間、定例会毎に現状からこれからの町政の方向性を述べる。まさに自身の考えをテレビ放送を通じて全住民に訴える時である。ただ、書面に書かれてある文章を間違える事がない様、うつ向いたままの姿勢で終始朗読しただけである。どの様に内容が良くても、冷静に練られた文章を見ながらでは住民の心には届かない。悪く言えば、ご自身が書かれましたかと疑いたくなる。最後に3分でいいので、しっかり前を見て今のご自身の中から湧き出る思いを住民に伝える姿勢が必要ではないかと思う。

 これは上板町長も同じくである。ひとつ一つの言葉には責任感も覚悟も感じられない。美辞麗句を並べているなあと感じるだけである。それは日々、町長としての振る舞い、言動に、本会議での答弁や述べている発言通りの姿勢が見られないことである。

本議会後、全員協議会を行う(中央広域環境施設組合よりゴミ処理施設移転遅延対策にかかる費用の説明)。この説明は同日阿波市でも行われた、と後日新聞報道があった。