上板町議会の傍聴(2025年3月17日)

一般会計当初予算審議 修正動議を提出する準備をしていたが断念

各委員会の審議結果と採決・・・厚生常任委員会-産業建設常任委員会-総務常任委員会とも、委員長報告は全委員一致で可決となった。しかし、本議会では委員でない議員から、中央広域環境施設組合の新年度事業費に対して反対の声。ゴミ処理運搬費用の内訳が明確な説明もないまま、急ぎ急ぎの採決をさせるこの事業費用に反対。議会では4人の議員(上原・岩野・乾・前田)が反対。この反対に対し本浄議員が賛成討論を。組合の局長から簡潔な答えがあり、予算の増大をしても今撤退する事は出来ない。新ゴミ処理施設建設はしなければならない。賛成する。(3年後の新ゴミ処理施設の費用ではない、勘違い)

提出出来なかった理由=運搬費用の疑義に賛同する議員(前田議員)から昨年組合議会で一部補正予算として認められた事業費でもあり、異議を唱える事に躊躇するとの理由で動議提出に待ったがかかる。これは本会議審議当日になってである。動議は提出せず、異議ありで反対(当初予算全体)という矛盾した姿勢で臨むことになった。およそ3年間のゴミ処理は山口県まで運ばれ、焼却費よりはるかに高額な金額の運搬費が発生するのだ。国土交通省などの適正価格は示されなかった。1市2町で、唯一板野町議会議員がこの事業費を減額修正した動議を提出した。上板町議員も昨年の補正で運搬費に反対し以後、車両確保費の「確保」が意味するところの情報収集と質問を繰り返していた。しかし、組合,町の答えや判断は不透明で、その内容から不必要と思われる項目や金額に対する明確な答弁は無いも同然。この事業は最初から説明や資料不足であった。

傍聴者意見=現在議員定数12人。動議は1人でも提出できる構成員であるから、乾議員・上原議員の2人で提出すればよかったと思う。動議提出は賛同者が多いと心強いのは確かだが、残念。待ったをかけた議員が賛同してくれなくても、動議の力は本当に大きいため提出して欲しかった。しかしなぜ、待ったをかけたのか?動議は賛成出来ず、単なる反対は賛同する。二つの違いは新聞報道の有無。手続きのかかる動議提出は、新聞報道される。例え1人で提出し、誰も賛同してくれなくとも、疑義のある問題を世間に知らしめる事が出来るのだ。そうなれば、報道後の住民の反応が出てくる。住民の賛否の反応に対して賛成議員は賛成の根拠、反対議員は反対の根拠を、議員として丁寧な説明責任をせよと求められる。この説明が出来るか否かで議員の評価をされてしまう。よって、新聞の記事になる動議は・・・なのである



議会議員は、多くの住民の未来を考え、全体予算の中で将来に不安を残す事業には延期・見直し・中止を求め、具体的な根拠を示し明確に批判をしなければならない。いつも是々非々で町のためを考えた判断を求められているのである。板野町議会議員の三原大輔氏は1人でも動議を提出すると言っていたが、賛同議員と2人で、堂々と提出。納得の出来ない組合のゴミ処理運搬事業費に対して。少数なので否決されることは分かっていたが、山口県までゴミ処理運搬する費用に疑義がある事を、住民に知って欲しかったからである。新聞報道されると住民は関心を持って、どんな問題が起こったのかと読むはずである。

3年間だけとはいえ、ゴミを山口まで運搬する計画がなぜ、決まったのか。

選択肢は全く他になかったのか。住民の素直な意見である。

採決の結果は動議を提出してもしなくても少数反対は可決となる。単なる異議あり少数反対は、記者が記事にせず、民主主義の結果で議会の意思は数の原理で可決と決定。そして多数派議員の賛成で、問題は議会内で収められてしまう。予算や議案の採決では少数反対の声は消され、議会は認めたという結果しか報道されない。だから、動議提出が必要なのである。これから、新ゴミ処理施設建設も進めているが、早くも疑問点が発生している。

翌日(3月18日)上板町議会の予算審議の新聞記事はたった1行。

25年度一般会計当初予算59憶6200万円など21議案を可決。

板野町議会の傍聴(2025年3月11日)no,2

一般会計当初予算案の審議で、ゴミ処理施設の板野町負担金を減額修正の動議提出 

新施設完成までの3年間は積替え保管施設に改造し、ゴミは山口県まで搬出する。その運搬費が市場価格の4倍となる事に疑義ありと、三原議員が減額修正を求めた。板野町の負担分9830万円を2455万円とするのが適正である。この修正案に反対意見の根ケ山議員「1市2町の議員で構成する中央広域環境施設組合で審議し決めた予算である。板野町だけが減額するのは適切ではない」と反対討論。一方石田議員「組合の情報開示が少なく価格の設定が適正か否か分からない」と修正に賛成討論をされた。議長を除く11人で採決し、賛成2人、反対9人で否決となった。この関連問題に以前疑問を呈していた大西議員が今回は修正案に反対の立場をとられたが、なぜ?

 

🔴傍聴者意見=三原議員は国土交通省が示す標準的運賃の事を質問中にも発言していた。適正利潤(附帯作業費等)を加味しても4倍という高額となるのだろうか。そこのところは正確に判断出来なくとも、現状の費用が高額であることは理解出来る。大きな問題は予算提出者側にあり、慎重審議が必要な議員に明確な算定根拠が示されないまま粗雑な採決を行わせた事である。各議会に充分な説明が出来ない予算を持ってくる浅はかさは、相手に不信感しか与えないのである。地元住民への説明会はただ聞くだけ。組合では住民からの不信感不満が議題として取り上げられることはなかった。それを話し合おうと、提案する議員もいなかった。今年に入り、阿波市の新人市議2名が新たな組合議会の構成員となり、その市議たちからやっと住民の苛立ちを訴え出した。しかし今になっては「精一杯対処していく」という答弁のみ。組合の思う方向に独断的に進行していくようだ。

この説明責任を軽く見る始まりは、新規事業に着手する時からである。ゴミ処理施設等の専門的知識を持つ見識者に指導を仰ぐ組織作りが出来ていなかったから、最初から何かの力で流されているような進め方となっていた。歪みの始まりは頼りとしていた吉野川市(組合では一番大きい自治体)の脱退である。そこからつまずいていたのである。それでも阿波市の地元にはゴミ処理問題の未来に研修を重ねてきた住民団体も存在している。幅広く活動されている方々は全国の事例、前例から知識を積み重ねていたのだ。今に至っては広く住民に知らせ、その疑義ある事業の進め方に疑問を持っていただく。審議する議員たちは議会での予算の修正と批判の質問が必要であろう。最終は執行予算の損害を訴える事になるのではと思うが。住民の収める税金が適正な事業費として使っていただけるよう願うばかりである。

板野町議会の傍聴(2025年3月11日)no,1

一般質問 三原議員 新ゴミ処理施設事業の不透明な部分

現時点までの施設計画で度重なる変更を町はどの様に捉えているのか?遅れもあるし、不信感は抱かないのか?担当課長は国の新たな制度によりと、上板町執行部が答えられた同様の答弁。国の方向に沿う事業は特別交付金が貰える事になる。副町長答弁「度重なると言われたが、決定した方式での変更は1回だけと考えている。報告説明の遅れは正式なものとしたためで、対する不信感というものはなく、1市2町は一つになって事業計画として進めている」

施設予定地の契約が次年度に持ち越しとなった捉え方?担当課長答弁「課題はあるが全体のスケジュールに遅れが出ない様務める」副町長答弁「土地問題に対しては、進めて頂いていると他人事のような言い方になってしまうが、進行に影響を及ぼさないようにしたい」

ケミカルマテリアルリサイクルについての詳細の理解は?担当課長答弁「今回のゴミ処理方式では、施設建設費や管理運営費はかなり削減出来る。ゴミの選別後は委託し、再商品化するための別途資金は発生する。ケミカルは種類の違うプラも混在し、廃棄物を科学的に分解して原料(石油-ガス等)に戻す。マテリアルは廃棄物を粉砕して再び同じ用途の製品や部品の原料に再商品化する。廃棄物は同種類とし混ぜないため良質の物に。パレット等の工業用品が主で、他に水平リサイクルのペットボトル等。日本容器包装リサイクル協会に登録している業者は、令和6年度マテリアル38社、ケミカル8社。この登録者に委託することになると考える」副町長答弁「その点では、私たちも充分な研修や勉強会が必要かと考える。受け皿がはっきりと出来ていない状況でこれから組合を通じて深めていく」

今後3年間、ゴミを県外へ搬送する運搬費用がかなり高額とみている。内訳が明確でなく根拠が知りたい。適正価格の見解(分析)は?担当課長、副町長とも「プロポーザル方式で業者を決定したことにより、適正であると考えている」と答弁。議員は国土交通省の運搬料金基準から見ると、適正金額ではないと考える。よって新年度予算の関連費を削減修正する。9830万円を適正価格2455万円とし、差額7375万円を予備費に移す。

🔴傍聴者意見=このゴミ処理施設問題は1市2町の組合の取組み事業であり、組合議会で協議決定した内容がそれぞれの議会へ降りてきたり、それぞれの議会の意思決定を組合議会へ持ち上げる様になっている。新たな施設で事業運営を始めるため、昨年6月から今までの管理運営費以外の費用が発生するようになってきた。これには2市2町の構成も変更し、新たな事業の進行は住民や1市2町の議会と協議し、意見を踏まえたものとなるはずである。しかし、決定は組合独自と思われる部分が見られ、各所で不満不安の声が多い。報告・連絡・相談がずさんで丁寧さを欠いている。行政の情報公開が不足し、情報公開の先進地の事例が全く学べていない。管理者管理局の動きが鈍く、リーダーシップが取れていないため、どの議会の答弁も後手後手の言い訳しか出来ていない。幹部組織の積極姿勢がなく、専門家と共に明確なより良い判断材料を模索していないと感じられる。

今回、より明確な答弁を求めるため、三原議員は、板野町独自の見解や捉え方を答えてもらう質問に徹している。単なる問いは組合の結論となり、それ以上の答えは出ないと言う訳だ。三原議員の質問は11時40分から始まるが、内容的に12時には終わらない。議長は、午前の議会が12時過ぎても質問終了まで延長する事を了承するか、と問いかけ、反対議員はいなかった。よって、全ての質問が終了したのは12時30分前だったろうか。この会議時間の延長により、議員の使命感、責任感が見えた一コマがあった。12時15分を過ぎた頃だろうか。最後列の隣同士の議員(松浦氏、東條氏)が何か私語会話を始めた。次第に声が大きくなり、ちょうど職員が答弁を始めその声が聞こえなくなった。議員の議席と傍聴席の境は20㎝ほど。「静かにしてください、静かに」と声を掛けた。聞こえないのか知らん顔。私語を止めさせるため、申し訳ないが松浦議員の背中に手を触れトントンと。議員は後ろを振り向き放った言葉が「うるさい!黙っとれ」すぐ、唇に人差し指を当て、こちらからは議員に向かって無言で会話中止の態度を示した。ここで、始めて声が聞こえたかのように議長から「小休」がかかった。松浦議員は「私はもう聞けへん、出ていく、退席させてもらう」と席を立ち歩き出す。時間が過ぎていた事への不満の様な言葉も聞き取れた。議会中の私語に対する反省もなかったので「傍聴者は話を聞きにここに来ているんです」と強く抗議した。議長はすかさず「傍聴人も静かにしてください」と言われたが「今は小休中ですよね、傍聴者が声を出してもいいんじゃないですか」この日は午後からも予算審議・議案審議があり、傍聴させていただいた。最終まで傍聴し、終了後、松浦議員が傍聴席へ話しかけてこられた。「私に言いたいことがあれば言ってよ」「議員として議会のマナーは守ってください」「私はここで一番偉いからな」「議場で一番偉いのは議長でしょ」「いやぁ、私が偉い。私が水口氏を議長にしたから」「それでも、なられたら議場の統括は議長にある」「知らんので、県に行っても私は熟年の議員やから力あるんでよ」午後の議員は温和な表情(ニコニコと)で会話をされたが、議会の構成員であり一議員の心構えとしてはどうかと思われる。傍聴者の出過ぎた態度と感じる方もいるかと。しかし、傍聴者の聞く権利を侵害したのが議員であったことは問題。それこそ、議長の統括が出来ていなかった。私語は聞こえていたはず。議場を円滑に進めるために議長が「議員は私語を控えてください」の一言が欲しかった。この一言でこのハプニングを避けられたのではないかと思われるが。

上板町議会2025年第1回定例会一般質問(3月5日,6日)

新年度8月から現在のゴミ処理センターでの焼却処理を、約3年間委託業者が県外へ搬送し焼却処理する事に。その後は、発酵乾燥処理方式の新ゴミ処理施設で運営。この問題に関しての質問。

3月5日 上原議員質問

新ゴミ処理施設では、発酵乾燥処理したのち固形燃料に成形予定が、突然固形にしないとなった理由と過程?担当課長答弁「国のカーボンニュートラルへの取り組みやR4年4月施行のプラスチック資源循環促進等に関する法律への対応を踏まえリサイクルへの取組みを進める。固形にせず処理後のままリサイクルとして受取ってもらうなら、業者は増えると思う。組合からの説明は、組合議会の直前12月17日だった。」

再商品化事業者に委託した場合20年間で5憶6000万円経費節約、その根拠?担当課長答弁「施設整備費4憶7000万円、電気-リサイクル等の運営費9000万円の軽減。来年度発注予定で改めての金額に。」

🔴傍聴者意見=この事業は明らかに阿波市主導で進んでいる、との議員の発言は、阿波市からも板野町からも聞こえる。議会への情報が少なく遅い事は、組合側に情報不足の説明でも良しとのおごりの姿勢がみえる。全く議会軽視である。

 

3月6日 乾議員質問

最終処理方法の変更の事前説明が議会議員に対しなかった理由?担当課長答弁「1市2町で情報共有しながら水面下で検討。12月20日の組合全協で発表のため。組合が行っている業務であり、住民への混乱を生じさせないよう配慮した。」

コンサルタント会社の提案書により変更したと思うが、その文書は確認したのか?町長答弁「見ていない。組合の方から説明を受けたので。」

彦根市,四国中央市,小松島市,東みとよ市も同じ発酵乾燥処理方式で計画をされている。特に彦根市は計画の進捗状況、調査結果等、その都度情報公開し市民に周知しており分かり易いので、参考にすべきでは?最終の受取り先はどうなる?担当課長答弁「全国に多数あると聞く」全国の範囲は制限しているのか?担当課長答弁「計画の策定により費用を精査し考える。」議員は、原料の需要先を決め、受け入れ態勢が明確かを確認する事が最重要であると意見されていた。

土地契約は2023年12月に賃貸借契約に変更し、未だ契約出来ない状況で3月末までに契約条件をまとめられるのか?町長答弁「相手がおる事で誠心誠意進めていく」副町長答弁「組合では賃貸借費の負担金がまだ提示されていない現状」

令和7年度予算に事業費を債務負担行為として6憶4100万円計上。内訳に運搬車両確保費1憶4300万円が含まれている。これは組合の資産となるのか?担当課長答弁「今年8月~令和10年3月までの間の人員確保、臭気対策、車両改造、その他準備費で、組合議会で議論し決定した事で言いようがない」議員は、「確保費」という言葉では「資産」と受け取られるためこの質問をしたと。あくまで費用(全て出費する)ならこの説明は適切ではないし、この様な費用が発生する事にも根拠が示されていない。

🔴傍聴者意見=山口県まで1市2町のゴミを搬送する3年間の運営費用は、各議会で適正な根拠が示されていない。そもそも、組合議会で活発な議論が出来ていないまま、各議会に送られていることに疑問あり。組合議会の構成員(組合側職員と各首長,代表市議7人,各町の議長-副議長)には大きな責任がある。今の組合・阿波市・板野町・上板町の動きは呑気で慎重さや情報収集の在り方に誠意が感じられない。そして、新ゴミ処理施設の処理方法にも最終処分に新たな疑惑が出てきた。そこに新たな費用が発生することはないのか。滋賀県ではいくつもの自治体がゴミ処理施設の老朽化に各種の専門家のアドバイスのもと行動を起こしている。県内特に1市2町の組合では、いったいどれほどの時間をかけて集めた情報の元、何人の専門家の多角的意見を反映させた計画なのか。住民には全く安心、共感が出来ない説明内容である。

なお、「土地の賃貸借契約の正式なものは新年度に持ち越し」と3月7日、阿波市からの見解が新聞報道された。いかに1市2町で連携が取れていないか、はっきりと示された。

上板町議会2025年第1回定例会日程と一般質問

3月4日(火)  開会/町長所信表明/提出議案説明/一般質問

   5日(水)    一般質問 

      6日(木)  一般質問 

 17日(月)  議案審議 

 18日(火)  審議/議決/閉会  

質問順10名  

1)鈴木議員=県道34号線の歩道整備・石垣島との交流・町制70周年記念事業概要 

2)安田議員=高齢化福祉対策・「大阪関西万博」に参加小学校の内容・中学までの教育構想・町制70周年記念事業概要 

3)上原議員=新ゴミ処理施設の疑問点・基金残高と財政改革・農業集落排水 

4)富永議員=物価高への支援策・幼稚園と小学校統廃合・公共施設点検と管理 

5)岩野議員=DXサービスの状況と拡大・マイナカードの普及と対策 

6)本浄議員=新ゴミ処理施設の説明会・老人集会所の名称・ドローンの活用 

7)村上議員=町長の姿勢・職員個人のノートパソコン持ち込み許可 

8)前田議員=鳶谷川流域改修の進捗状況・小学校体育館の空調設備の整備 

9)乾議員=新ゴミ処理施設計画の疑問点・農業集落排水事業・水道事業の水道管と水質検査・子ども家庭センター設置と幼稚園統廃合 

10)柏木議員=会計年度任用職員の処遇改善・マイナ保険証の取り扱い・避難所生活の向上・学童保育の改善点  

質問内容を見て、全体の財政上の質問がない。委員会だけで問えない重要な予算はあるはず。年間計画がしっかりと出来ていないと、補正予算に説明のつかない事業が出てきたりする。また、単に状況を問うだけで終わる質問が見られ、意味がない。問題点がある事で質問をし、詳細な情報を入手して自分なりの改善策を持って追求していただきたいと思う。

本浄議員の集会所の名称をのみ問う質問は必要なのか。この質問は老人集会所の利用の仕方等名称の前に聞かなければならない大切な事はないのか。ついでの質問を前面に出していると感じる。村上議員の質問は不適切ではないか。公用パソコンを持って役場の仕事をこなすべきで、私的パソコンの持ち込みで情報漏洩した場合、職員の責任、上司の責任、長の責任は刑事罰になる事態もあり得るのではないのか。

中央広域環境施設組合の新ゴミ処理施設の疑問 no.1

現在の処理施設が稼働する期限=2025年7月末

新ゴミ処理施設が完成するまで約3年間遅れる運営計画を各議会で審議するが疑問あり。山口県萩市までゴミ運搬し、焼却処理する。運営計画不透明。予算金額は根拠なし。

3年間の処理計画はどの様な説明資料で各議会に審議させたのか。運営の合計金額のみ示し、詳細説明は不充分なまま、これ以上計画が遅れないよう予算の可決を求めた形の議決となった。各議会に杜撰な審議をさせたと思う。板野町議会では2人反対1人退席。上板町議会では5人反対、6人賛成と拮抗していた。それほど住民代表の議員が、納得しかねる予算だった。上板町議会の賛成討論は、この説明が不十分でも認めてくれという内容で、必要経費として証明出来る説得力は全くない発言だった。

提出された運営費のうち高額運搬費が問題。各議会には充分な説明資料が提出されず定例会後に議員から組合に情報公開を求める始末。結局、予算が認められてから知り得た情報で、9月の議会で運搬費の詳細の追及が行われた。通常民間での単発発注運搬費用よりはるかに上回る金額に対し、妥当な根拠が示される事はなかった。

3年間の処理運搬業者公募は適正だったのか。プロポーザル方式で公募し、1者のみのまま選考決定した。急ぐあまり、決定過程が不透明。運搬業者は組合と長年継続してきた業務関係があり、切り離す事の出来ない繋がりが生じていたのではないか、とも考えられる。調査が必要。

新ゴミ処理施設が稼働開始=2028年4月稼働予定 

2019年9月・・・新たな処理施設の案は、「好気性発酵乾燥方式」に決定。

2021年3月・・・処理施設の候補地は阿波市東長嶺に決定。土地所有者との賃貸契約は現在(2025年3月)未完。

2022年9月・・・施設建設費総額=約73憶円20年間運営費=約99憶円(合計約172億円)

 

この新式の問題点を、上板町の乾崇議員が2024年の12月定例会一般質問で追求。

①一般家庭の可燃ごみから生ごみを微生物で発酵。17日間かかり残った可燃ごみを固形燃料とするが、原料から我が組合ではRDFになるのでは?これはデメリットが大きい。

②固形燃料にはRDF(不純物が多い)とRPF(塩素濃度が低い)。RDFは塩素濃度が高くボイラーを傷めるし、熱量も石炭の半分、燃やし方でダイオキシンの発生があり燃料として受入れ先無し。RPFはごみ分別が出来ており、品質が安定し熱量が高く、受入れ先も県外で確保可能。些末な固形燃料RDFをボイラー燃料として買い取る企業はあるか?

③「発酵乾燥方式」を「焼却方式」に変更すべきでは?

副町長答弁2028年にRDF燃料が可能なボイラー設置計画の企業あり」町長答弁「1市2町で課題に取り組んでいる」ところが定例会後、10日も経たない内にRDF固形燃料では現時点で買取り先がなく、発酵後固めず委託業者にすべての処理を任せるという発表を新聞報道で周知。議員個人発行の報告書では発酵乾燥方式では災害時の受け入れが出来ないデメリットと最終委託業者への費用負担の懸念あり新たな問題記載。

◎では委託業者が分別したのちRPF固形燃料にするだろうか。かなりの手間暇がかかり委託料は高額になる事も考えられる。分別しなければ乾燥発行ごみのまま委託業者が焼却処理する可能性あり。運搬業務と焼却業務を任せるのか。何のための発酵乾燥方式なのか問われる。この方式が通用するのは、住民が自宅で生ごみ処理し、他のごみも細かな分別をした後回収する自治体ならRPF固形燃料に出来、買取り業者もあるだろう。組合議会のあまりにも検証不足な計画は、将来に大きな負担を背負わせる事になると危惧される。吉野川市のように、近年改良されたストーカ方式の方が、発酵時の臭気や災害時の混乱また費用(総額費用に委託料金増額)の面を考えても、適切な処理方法ではないのか。計画の見直しが必要では?

中央広域環境施設組合臨時会(2025年2月4日)no,2

傍聴者意見=藤本市議の質問は2人の町長に向けられた。「組合側と阿波市長ばかりが答弁するのは疑問?」と市民の声がある。町田市長(68歳)は2023年4月から就任した管理者で副市長(2017年から)時代はあるが組合側の経験は一番浅い。それに対し副管理者であっても玉井町長(73歳)は2009年からで組合側の経験は一番長い。松田町長(77歳)は2017年から2期目。お2人とも答えようとせず阿波市にお任せで第三者的立ち位置。市民説明会でも、答弁しない2人の町長に怒りをぶつけた市民の声があった。そのこともあり、今回はいつもの態度に反省していただく意味での町長質問だった。その答弁は住民が感じていた部外者意識そのもので、首長としての資質を問われかねない。

前段投稿①の質問「ゴミ処理施設の計画や変更について住民への周知(説明)はどのように?」玉井町長は「情報公開条例」を持ち出す。これは、一般住民が特定の予算や事業について、申請書を提出して閲覧や写しを貰う規則を示したもの。市議が質問した要旨とはズレがあり、ご自身の解釈で答弁されていた。税金で行う公共事業・対する予算、特に大型事業になればなるほど、住民参加の進め方が求められてくる。住民の知る権利を満たすためどの様な媒体を利用して周知するのか、その取り組みがなされているかの質問である。だが、出来ていないことを棚に上げ、しなくてもよい理屈を述べるため条例を持ち出し、言い訳したとしか見えなかった。そして松田町長はまず、聞く態度が悪い。頬杖をつき質問者を見据え、真剣さや緊張感が伺えなかった。態度同様の答弁で、出来ていないことは素直に認め反省を口にし今後何らかの形で検討すると述べたが、取るに足りない答えであった。傍聴席からは、他人事かとため息が漏れる。

前段投稿②の質問「新ゴミ処理施設の現場確認の有無」玉井町長は個人の所有地は立ち入ると不法侵入だと、呆れる答え。これには、質問者が公共事業の現地視察は当然だと憤慨する。木村市議からも所有者に了解取れば済むことで、有り得ない対応と非難される。傍聴席からもあまりにもお粗末と批判の声が出た。よって、松田町長はあっさりと一言、確認していないと認めた。ただ、この協議が始まる前に10分ほど休憩をとったが、先の臨時会が終わると同時に、傍聴席からよく見える位置に着座している状態で、大きなあくびをされた。手で覆うこともせず自宅でくつろいでいるかの如くである。皆さん真剣に聴きに来ているにも関わらず、失礼極まりない態度に上板町民としてとても恥ずかしく思った。これは終了後、直接町長に緊張感のない態度は謹んで欲しいと猛省を促したが「あくびも出るわ」との一言。呆れる返事である。ご自分の立場をわきまえておらず失望するばかりだ。

坂東町議の質問。これは、水口町議の質問に対して担当課がスケジュールを答えた。その計画の期限を守れるのか、遅れる事は許されないとの質問。詰め寄る様な厳しい態度の質問に松村市議が、あくまで予定であり何が起きるかわからないので遅れた場合はご容赦願いたいと、口を挟んだ。そこへ、再び木村市議から質問者は組合側に答弁を求めたのだから松村市議が答えるものではないと釘を刺した。もっともな流れに見えるが、町議の質問に問題があると思う。坂東町議は組合議会の構成員として唯に圧力を掛けただけで、まったく効果のない不必要な質問ではないだろうか。期限が遅れる恐れがあるならその素因にどの様なものがあるかを問う事の方が、計画遂行にとっては具体的に判断出来るし、構成員としての協力につながる。なのに、真摯な答弁をされた町田市長に対して、追い打ちを掛ける様な再問をされた。遅れた場合の責任の追及である。管理者としての最終責任は私にあると町田市長は当たり前の答弁。いや、傍聴者から見れば、あなたたち構成員にも遅れた場合の責任があるはず。それが松村市議が口を挟んだ発言につながると言える。傍聴者からは責任転嫁の質問としか聞こえない。

 この事業は、組合議会が同じ意見方向で進められていると思う。今までの話し合いで代替え案等の反対意見や修正案が出ている訳でもないため、坂東町議の質問等はパフォーマンスにしか見えない。松村市議の擁護発言が物語っている。私たち傍聴者(市民)の間では、もっとほかの選択肢や予算額の疑義を訴えているのに、この組合議会・協議会では以前からその様な疑問点がほとんど出なかった。特に現施設がある地元市民たちの批判や意見をこの議会では全く取り上げていない事が根本の課題なのだ。後藤市議・藤本市議の質問は学びになったが、強く思うのは施設のある地元住民の声をどの様にくみ取ろうとしているのか。批判の声は理解しているはず。知らないとは言わせない。組合議会議員だけでなく、関係市町の議員は住民代表という立場で住民の中に入り、疑義や批判をまとめる姿勢を取るべきではないだろうか。議会と住民が乖離している。板野町議会・上板町議会はなおのこと。

中央広域環境施設組合の臨時会(2025年2月4日)no,1         

臨時会20分で終了)

1)専決処分の承認 2件は可決

職員と会計年度任用職員の給与(期末手当,勤勉手当)、費用弁償に関する条例一部改正

2)令和6年度補正予算の議決 可決 

2000円追加で年間合計額25億6259万円 

現在の処理施設は今年7月末で稼働終了。補正予算の中で、残留廃棄物の処理のため成分検査し業者選定の準備費用に3718万円等が主な事業費。

(提案説明のあと、議員からの質問はなく提出された全ての報告・議案に異議なし) 

 

🔴新ゴミ処理施設計画の変更進捗状況の報告(1時間で終了) 

1市2町の中央広域環境施設組合の構成員 (吉野川市の構成員は除く) 

執行部=組合職員・町田市長(管理者)・玉井町長(板野町副管理者)・松田町長(上板町副管理者)

阿波市議会=笠井議長・三浦市議・木村市議・松村市議・藤本市議・後藤市議・北上市議

板野町議会=水口議長・奥尾副議長 上板町議会=坂東議長・鈴木副議長 

新聞報道 協議内容は翌日記事に(2月5日)

「ごみ処理方式変更を決定」 組合の見込みは20年で5.6憶円の削減となる 

説明  ゴミ発酵処理後、「固形燃料に成形後売却」計画から「業者委託しリサイクルする」計画に変更する。固形燃料に成形しない場合、施設整備費は不要、電力等の運営費は削減となる。よって、組合としてはプラスチック製品等の再商品化に関して、ゴミの細かい分別収集が必要になり、再商品化するためのリサイクル法を盛り込んだ「再商品化計画」を作成。この作業過程は委託業者に任せるため業者選定する事になる。2027年までに大臣認定の取得を目指す。環境省によれば、プラスチックの再利用を実行する事で特別交付税措置が頂ける。

報告の後、質疑応答あり 

〇後藤議員=施設整備費4億7300万円、運営費9400万円削減となるようだが、先の関連費用の総額を示し比較したい?担当課長「手元に資料がなく答弁は控える」

現施設の解体売却について現状の考えは?水口議員、松村議員から今回の協議は新ゴミ処理施設の変更と報告なので、議題から外れる質問は控えるよう遮られる。

〇藤本議員=①議員にも住民にもこの大型事業の進捗状況等に対する情報が不足している。協議会などは頻繁に開催するべき。では処理施設が置かれていない2町の自治体はより住民への経過報告等なおざりになっているのでは?玉井町長「公文書であるかどうかで、情報公開条例に従って適正に行っていく」再問の批判にも同様の答弁を繰返す。松田町長「言われる通り住民への発信が足りない部分はあり反省する。今後、情報発信の仕方を検討する」

2町の副管理者、関係者は、新施設の現場をどの程度把握し視察に行ったのか?玉井町長「現在は賃貸契約が出来ていない状況なので、個人の所有地には足を踏み入れると不法侵入になり、遠目での確認のみ」この答弁には藤本議員・木村議員から何という怠慢、許可をもらって現場確認は当たり前と批判が出た。松田町長「現場の確認はしていない」

組合議員に結果報告しか届かないのは問題がある。一体この固形燃料で進めていた話が、固形でない方式にいつどのように変更したのか?廃プラ法が出来て国の補助が3分の1もらえ、令和4年4月からゴミの規定が細かくなった事は理解しているが?町田市長「法律の改正時期はそうである。全国で燃やさない発酵方式は1割程度。9割が燃やすストーカ方式。私たちは環境のためと今後を見越して決定した」発酵方式に政策転換をした時期のみの答弁。固形にしない方針時期は答えず。

〇水口議長=①今後のスケジュールは?担当課長「土地の賃貸契約は3月末までに結びたい。用地確保の上で、新年度には入札にかかり、秋頃には工事に着手出来る運びに」

〇坂東議長=①今の答弁は「だろう」と言う見込みであり、予定が遅れる想定も含まれている。しっかりと確実に事業を進める意気込みの答弁を求めたいが?松村議員が、大型事業で計画通りにいかない面もあり容赦願いたいと横やり。すかさず木村議員がそれは議員が答弁する事ではない、管理者に答弁させるべき。町田市長「私たちはあくまで計画に沿って、遅れることが無いよう努めていく」

予定が遅れてしまった場合、管理者としてその責任をどう捉えるのか?町田市長「その場合の責任に関しては、私が管理者であり最終責任はかかってくる」

*傍聴者は10名ほど、組合側の答弁や議員の質問に対して一部異論を唱えていた(次回投稿)

板野町議会の傍聴(2024年12月12日一般質問)

三原議員の質問

①新ゴミ処理施設の地権者との契約や造成工事の進捗状況=環境生活課長答弁「組合の事業であり組合の意見を尊重した回答となる。調整池設置工事はほぼ完成。地権者と賃貸借契約を調整交渉中。用地契約を結んだ後、事業入札を行い、令和9年度末に完成するよう進める」

②住民説明会で、3年間の遅れで積替え作業運び出しを現在の施設を使わずに進めて欲しいとの声にはどのように対応していくつもりか=課長・副町長答弁「3月5月9月と3回実施し、これからも理解していただけるよう丁寧な説明をしていくとの答弁をした」

③業務要求水準書、第2章運営業務1節総則1.運営業務概要3)定義に「運転事業者」「運搬事業者」「処理事業者」各々どの業者を指すのか=環境生活課長答弁「運転と処理はジェムカ株式会社、運搬は四国合同通運」

④業務要求水準書に組合は業務状況の監視をし、是正改善を要求出来るとある=課長・「運転・運搬・処理の業務ごとに、計画・実施の報告を書面で提出する事。年1回以上は組合からゴミ処理施設の現場確認を行う」書面の内容や車両に関するGPS設置は=副町長答弁毎日のゴミの量等が書面の主な報告と思うが、内容と年何回の提出か。また車両の状況確認の2点。運搬についての確認は、詳細が分かり次第議員に連絡する」

⑤ゴミ処理施設は山口県萩市のジェムカと契約だが、ゴミ焼却の場所が変更になる事はないのか=環境生活課長答弁「萩市ジェムカの施設で適切に処理」

⑥運搬業務の契約単価=環境生活課長答弁「1t当り4万40円」

⑦業者の提案書「車両確保費‐運搬事業補償」の補償費とは何か=環境生活課長答弁「令和7年7月から令和10年3月末まで、人員の確保、運搬時の臭気対策への車両の改造費等に関する準備費用」それは合同通運の車両に対してか=副町長答弁「課長の答弁通り」合同通運の車両とは言わなかった。

⑧車両確保費の事業補償費・メンテナンス費・消耗費は、運搬事業費に係る減価償却費に含まれるもの=環境生活課長答弁「車両確保費は、ゴミ運搬業務に関する減価償却費を含まない」

傍聴者意見=課長の答弁発言の冒頭で「組合の意見を尊重した回答」と言われた。組合で協議し出した結果を報告する時、組織の構成員としては決定事項の回答であるはず。自らの組合議会で協議した事の答弁である。前提に使う言葉として相応しいのだろうか。まるで、意見を挟まず決定事項に従う立場の構成員だと聞こえる。組合で板野町長は副管理者である。今回の様な大型事業を進めるとなると、頻繁に協議するべきだろう。日頃から充分に協議が行われていないため、通告質問の域から少しでも広がると言葉が出ない。それは上板町長も同様だ。副管理者としての仕事が出来ていないと感じる。三原議員はまだまだ細かい部分で理解出来ない事柄が多いと言われていた。なのにほとんど再問出来ない状況は議員にとって審議困難。例え再問しても答えは出せないと言われていたらしい。その通りの答弁である。組織運営の怠慢としか言いようがない。お粗末である。④の答弁など、執行部自身は実施状況をもっと具体的に業者とも組合内でも詰めておくべきでないか。この様な状態で組合構成員(首長以下担当職員や議長・副議長)の方々は各自治体が負担する大型事業に不安や意見はないのか。協議不足からくる疑問である。⑤においては「上板町の未来を考える会」が10月22日(火)、直接阿波市長に面会してお聞きした。「萩市のジェムカに持っていく。他の場所へは持って行かない。そういう契約だ」と市長答弁。ジェムカはコンサルタント業務もしている。何か問題があれば他の場所へ変更運搬出来る可能性もあるのでは?「ない」と答えられた。また、運搬車両の確認としてGPS機能の取り付けは要望しているのか?「最近は運搬車両には全て備わっているのではないかと思う」と答弁。その時の市長の印象は全く角がない方だが、役職に相応しい実権を握っているのか(リーダーシップ)疑義が残った。子どもたちに負担を強いる事のない市政を目指して頂きたいと思う。だが、早々に脱退した吉野川市(令和7年7月末に新ゴミ処理施設完成予定)の進展を見ると、中央広域環境施設組合の在り方には大きな問題が潜んでいると感じる。それは全ての組合構成員(1市2町)に責任があるのではないか。今後、各議会では充分に審議・協議して頂きたい。

板野町議会日程(2024年第4回定例会)

12月4日(水) 開会 

   5日(木)   産業建設常任委員会

   6日(金) 総務文教常任委員会 

   9日(月) 厚生常任委員会  

  12日(木) 一般質問(4名午前中で終了) 

  13日(金) 議案審議・閉会

 

一般質問(4名) 

1)楠本千草議員=防災倉庫備蓄品について・AED 講習の推進 

2)藤田千穂議員=SNS(種々の情報共有発信方法)活用・観光者向け案内表示の整備 

3)石田実議員=住宅リフォームの助成・帯状疱疹ワクチンの助成・公共施設への無料Wi-Fi設置 

4)三原大輔議員=新ゴミ処理施設の進捗状況・3年間のゴミ運搬委託事業の運営内容

 

意見=各議員の質問時間が短く、正午15分前に全て終了。年末ともなると、来年度予算の概算要求が始まる。一般質問として、来年度の予算案の重点項目等、町長へ予算編成に対する姿勢や意気込み、来年度の課題を問う質問が欲しい。年4回の定例会に予算の動き、流れ、特に執行すべき事業の遅れ、繰り越される事業等、予算決算関連の質問は重要かと思う。議員の一番大きい仕事は、税金の使われ方を審議するので。また、問題を抱えていない自治体はない。議員定数の8割以上は一般質問をして当然ではないか。毎回質問者が少ないことも影響しているのか、質問通告提出は一般質問の前々日である。職員の答弁書作成は、定例会の中でかなりの仕事量になるものだが、短い時間で作成出来るならそれはそれでよい。もしくは、質問内容が答弁しやすい形を取り、単に要求だけになっているのかもしれない。さて、三原議員の質問は前回同様、上板町にも大いに関係するため答弁と傍聴者意見をまとめたいと思う。