上板町議会 議案審議(2025年12月11日)

上板町議会 議案審議(2025年12月11日) 

ファミリースポーツ公園指定管理者の選定について承認を求める 

審査委員会で2者のプレゼンがあり、社団法人「アサンスポーツクラブ上板」が選ばれあとは議会の議決を経るだけとなった。だが、一般質問では現管理者の運営は良好であるのに、今年8月設立の社団法人が審査委員会で優位となった理由が不明瞭として議員からの追及があった。その後の審議では、議員から「異議あり」の声が上がる。

討論となる。まず選任に反対の立場の討論。続いて賛成の立場の討論が行われた。

★乾議員=反対討論:一般質問に対する答弁からは、実績のない社団法人に変更しなければならない事情は全く分からない。現管理者は10年の実績があり、今年も監査結果では問題なく、運営・管理・整備状況には満足している。相対して、8月に設立した社団法人には何の実績もない。提案書と審査のプレゼンだけで今まで問題がなかった施設の運営管理を任せる結果が出た事には疑義がある。 

★村上議員=賛成討論:社団法人の理事は上板町内の方で、ファミリースポーツ公園初代の所長。5年の経験があり全体の事がよく理解出来ている。私が監査をしていた頃、現管理者には職員の給与について何度か指摘させてもらった。しかし改善せず、給与の低さ、少額のボーナスで職員は厳しい状況。監査上では業者としては頑張っているが、審査委員会の結果であり、新たな社団法人に運営を任せた方が町としては良いのではないかと考え賛成する。

★討論の後、採決は起立によって審議された。

賛成:柏木・村上・本浄・吉岡・鈴木・坂東  反対:上原・富永・岩野・乾・前田 賛成6人、反対5人「可決」であるが拮抗した結果。疑問が残る結果となり、今後運営には重く圧しかかる。

 ただ、賛成討論をした元監査委員である村上浩一議員は討論内容が監査委員として職務権限を越えた内容発言だったとして、陳謝することになった。同定例会の期間内で異議申し立て等の動議が出なかったため、審議結果に影響を及ぼす事にはならないと思うが、監査委員として有るまじき行為、発言だとの事で陳謝の時間を取った。

🔴先程の発言の中で不穏当な言葉があり深くお詫び申し上げる、と議場で陳謝

傍聴者意見=全く陳謝しなければならない通り、監査委員としてはやめられて良かったのではと思う。町の監査委員は何を監査するのか理解しているのだろうか。民間業者の運営の問題を行政の中に持ち込むのは筋が通らない。他の方法があったはず。そして監査委員は町の利益を優先し監査するべきである。特に3年間、ごみ処理委託した県外への運搬費用など、組合から具体的に説明がなされていないまま認める様な監査でよいのか。町の損失ともいえる、大きな疑問を真摯に監査されたのだろうか。今回の指定管理者に関しては、5人の議員が疑問に思ったこと自体、町は重く受け止めるべきである。選定された審議委員はどの様な情報を基に審査されたのだろうか。これからファミサポ公園を運営する法人は、多くない利益のもと大変だと思う。確か、運営費5900万円、収入6600万円と答えられていた。どのような企業でも運営課題は人件費に大きく左右される。来年4月から管理者は変わる事になる。いつも利用者目線で、利用者が喜ぶ誠意ある運営であって欲しいと願う。

上板町議会一般質問傍聴(2025年12月11日)

上板町議会 一般質問(12月11日)乾議員

新ごみ処理施設計画問題 

①発酵乾燥方式で再商品化する受入れ業者は?

担当課答弁「組合組織が1市1町に確定するまで条件は決めていなかった。全国37業者のうち中四国7業者、県内は美馬市と徳島市」

②「技術面の意見収集や事業の可能性を目的とした市場調査」を委託する業者は?

担当課答弁「今月1日~4日に業者5社が調査事業のプレゼンをした。これから選定。業者への委託料(459万円)はこの調査事業に活用される」答弁に対し、建設計画が進んでいる今から、この事業の技術面や妥当性を調査するのは順序が逆だと議員は苦言する。町長答弁「組合側は着々と事業を進めているが、本町議会の審議結果(反対や否決)により事業の進捗は遅れに遅れている」

③他と比較しても費用高額、方法にも種々疑義ある中で、焼却処理への変更は無理か?

町長答弁「9月も同様の質問だった。建設場所から変更する事になり、今まで積み上げてきたものが無になる。変更は出来ない」

④組合が進めるこの事業で、上板町へ交付税措置は見込めるのか?

副町長答弁「以前は阿波市への周辺対策事業に充てられていたが今回から変更され、交付金は組合ではなく、各自治体上板町へは負担同等の割合を頂ける」

空き家の現状

①空き家総数、固定資産税の課税状況、特定空き家に指定されている家屋? 

担当課答弁「7年度の調査家屋総数4870棟の内、507棟で全体の約1割。納税者は土地所有者もしくは相続者や管理者。家屋を全て取り壊せば課税対象。7月の納税通知と共に空き家・相続などの説明書を同封している。平成30年に特定空き家は2軒、現在1軒は解体済み。解体費は5分の4を補助し、上限は80万円とする」

ファミリースポーツ公園の指定管理者

①今回管理者を変更するが、現管理者は継続を希望しなかったのか?

担当課答弁「指定管理者の公募には2業者申込みで、現管理者からも申請あり。職員の雇用は町内からと現職員の希望に沿うよう条件を付けた」

②選定された「社団法人アサンスポーツクラブ上板」は町の外郭団体か?

担当課答弁「社団法人は上板とは独立した民間団体」

③審査の結果社団法人に選定された背景は?そこに町長の意向が反映されたのでは?

町長答弁「私は全く関与していない。はっきり申し上げる」担当課答弁「HPで公表した様に職員6人と学識経験者6人による審査(10月14日)。当日は1名欠席の11名で業者のプレゼンを受け審査した。計画の妥当性と総合的な審査の結果、社団法人の点数が高く選定となった。人材雇用は現職員の意向も反映する事となる」今まで指定期間は5年、しかし今回は3年間となった。理由は施設老朽化のためというが3年後は閉館するのか?に対する答「施設の老朽化を受け3年後の状態を見て、その後の方向を検討する事になる」議員は、指定管理者の変更となった要因である採点表に疑問を持つ。収支計画書・管理能力で社団法人のポイントが高かった。施設管理者の経験は「ファミスポ公園」運営当初の5年間のみ。あくまで法人代表だけの経験で、社団法人自体の実績とはならないはず。だが法人格の点数が高くなり、町長もしくは町の意向が働いているのではないか?の再問が議員から繰り返された。議員は、10年間の現指定管理者の実績は毎年黒字、利用者の増加等問題がなく良好と訴えた。安定した実績で、施設老朽化への不安があるなら現状維持で乗り切る考えが、なぜ採点に現れなかったか疑問視していた。

傍聴者意見=新ごみ処理計画は、最初の予算が多数議員により否決された。しかし組合という複数自治体で構成する組織では、1自治体の議会で否決された予算でも町長の意思が勝り、否決の予算を復活出来る自治法があると言われた。町長は強気で否決された町の負担金を組合に支出された。ただ、住民の中には処理方式に疑問を持つ団体個人が増えてきたことは確かである。阿波市で発酵乾燥のごみ処理方式やプラスチックごみを再商品化する手順等を学ぶ勉強会のグループがある。専門家の元で知り得た知識を市行政に訴えていたが聞く耳を持たずという。ごみを混合した後での再商品化には分別処理が必要になり、プラを分別する整備費用に多額の予算を要し、発酵乾燥後の残りのごみの焼却費も二度手間加算となる。そのごみの行く先がまた長距離になる恐れもあると、多方面に予算のかかる複雑処理となりそうだ。単純に焼却方式でごみ処理し、さらに住民自ら「プラごみ」のみの分別回収が出来れば、組合は手間も費用もかけずに再商品化の利益を得る運営が出来たのである。住民はプラを洗って自治体へ出す手間が発生するが、税金で無駄な高額事業費を拠出する必要はなかったのにと思う。よって、悔しい結果を今からでも方向転換出来ればという、強い意志の現れた質問だった。

次に3番目の質問である。現在、指定管理者制度で社団法人が運営するのは「老人福祉センター」と「技の館」である。双方とも審査委員会で審査が行われ選ばれた法人だが、町からの委託料のみでは人件費が大きな負担となっている。この指定管理者制度が失敗に終わる事が多い原因のひとつが、社団法人をそのためだけに設立することである。設立した法人は法人の定義を基に町が提供する施設を当てがわれる。法人が自ら選び目的を持ってこだわった建物でもなく、リフォーム出来る資金も自由もない。切り詰めた管理委託料での運営に法人が納得して最大限努力するか否かにかかってくる。表向き町から独立した民間団体というが、お願いされての外郭団体なのである。よって、数年後には補正予算などで委託料以外に、何等か事業の負担金として支出することになる。今回「ファミスポ公園」運営は3年後の行方が確定していない不安を抱えての法人設立。表面上、現在の運営に問題が見られなかっただけに、管理者が変わる事は私たちにも疑問の残る質疑であった。

上板町議会 第4回定例会日程(2025年12月)

上板町議会 第4回定例会日程 

12月9日(火)開会・町長挨拶,提出議案の説明・一般質問

12月10日(水)一般質問

12月11日(木)一般質問

12月12日(金)議案審議・閉会 

 

一般質問者(6名)

1)坂東泰幸議員=農業行政への考え、米価格高騰への対策 ②石垣市や白鷹町の特産との製品作成の検討

2)本浄敏之議員=石垣市との交流の活性化 ②防災フェスティバルの充実 ③町文化祭の充実 

3)柏木美治代議員=重点支援交付金について ②会計年度任用職員の処遇改善 ③女性支援法の部署配置 ④学校設備に種々の交付金活用

4)上原勝利議員=①ごみ処理現行県外搬出の費用について、新ごみ処理施設の町負担費用とリスクについて ②技の館とファミリースポーツ公園の指定管理について 

5)岩野角雄議員=①女性支援法活用の取組み ②保育所へのサブスクリプション導入 ③小学校体育館にエアコン整備 ④保育所,幼稚園,学校への給食費について  

6)乾崇議員=①新ごみ処理施設の今後のリスク ②空き家の現状と課税状況 ③ファミリースポーツ公園の指定管理者について 

傍聴者意見=12月は来年度予算編成の時期である。毎年思うが、この定例会での質問に来年度予算への考えを追求する質問が全くない。非常に残念。また、ごみ処理問題に加え、新たに疑問が生じる議案が浮上している。ファミリースポーツ公園の指定管理者に社団法人が候補者となっている。現在の管理者にどの様な問題が発生したのだろうか。新たな社団法人の代表者は現在の指定管理者の元職員である。法人を立ち上げたばかりの組織に任せようとする要因は明らかにして頂きたい。現状の管理でかなり利益も出ていると聞いていたのだが・・・。

住民説明会への回答は残念な結果(2025年10月16日)

住民説明会への回答➡内容に落胆 

 

10月7日(火)議会事務局では回答受け取らずとのこと。

10月10日(金)町長(執行部側)からは直接住民との対話を避け、説明文で対処。16日から支部当てで号外の文書を配布する。新ごみ処理施設計画の進捗状況を住民に知らせる。10月13日(月)議長自宅にて説明会の回答として、議会からは行わない、と。町長執行の組合への支出金は自治法第177条の義務費として認められること。負担金として支出すれば内訳は運営費の一部となり、県の方にも問い合わせ、弁護士にも確認済み。

10月15日発行で上板町全戸に支部を通じて文書配布。

広報かみいた(号外)「新ごみ処理施設の現状について」

 内容は事業の流れ、処理方式、事業予算の負担の割合(%)、建設遅れの3年間の処理、議会否決で再議し、なお否決受けたにも関わらず支出した判断、についての説明文。だがあまりにも簡単すぎて理由説明不足。住民説明会の代わりに「号外」発信し、説明をした事実を残したに過ぎない。住民の疑問に答えるということからは全く逃げている。また、議会も否決という意思表示をしたなら賛成側も反対側も説明責任を果たすべきである。

 20日に議長副議長選挙があった。今までの組合議会で副議長として出席し、雰囲気に呑まれ質問・意見も出来なかった議員が議長として選ばれた。今後、中央広域環境施設組合へは議長・副議長・厚生常任委員長の3人が出席する事になる。上板町代表としてどの様な姿勢で組合議会に臨むのか。議員として年数を経ても議会規則に対する認識不足が目立つのだが、しっかりと町の利益と住民を守って欲しいと思う。 

議会と町長へ要望書提出(2025年9月24日)

「上板町の未来を考える会」から議会と町長へ要望書を提出

2025年9月24日

上板町議会議長 坂東泰幸殿

 議会運営委員長 前田忠道殿 

 議会改革特別委員長 岩野角雄殿

上板町の未来を考える会

  代表 多富佐智子

     「新ごみ処理施設計画についての住民説明会」の要望

理由

 今回の新ごみ処理施設建設計画につきましては、議会議員の皆さまも多くの情報の元、審議に臨まれた事と思います。しかしながら、議会の審議は板野町の脱退宣言に始まり、賛否に分かれた臨時会は再度の延期をされ、議論は付きませんでした。

 現在は否決された予算の再議で、町長は自治法に基づき自らの権限で予算の執行をされました。二元代表制のもとでも議決権より、町長の権限である執行権の方が勝るというのでしょうか。理解し難い状況なので、分かり易く住民に説明していただければと思います。

 また、審議の原点である処理施設の選択や予算についても、賛成議員の討論で「嫌な事があっても」「問題はあるが」等の発言も聞かれ、問題点を知りながら不安を抱えての賛成のようで、本町のためになる計画なのでしょうか。疑問が残ります。ただ、町長の意思と反対する議員の意思が全く合わないうえ、計画の見直しがなされないまま執行権で強引に進め、組合側もそれを容認している状況です。現在進行の計画がずさんな部分が見えるだけに不安をあおります。しかし、反対議員が代案を訴えて、方向転換出来る可能性はあるのですか。現町長に替わり、代案を叶えるリーダーがいないままで、どの様に進めていきたいのでしょう。ぜひ詳細を公の場でそれぞれが語って頂ければと思います。なお、上記の内容から是非とも町長、副町長も参列していただき、詳細な説明をしてくださることを希望いたします。住民生活におきまして、排除出来ない取組みですから、持続可能な事業となりますよう最善の方法で進めていただきたく、強く要望いたします。住民説明会が出来る方向でご検討して頂けますよう、ご回答お待ちしています。どうかご配慮のほどよろしくお願い申し上げます。

 

同時に松田卓男町長にも住民説明会への出席を要望する文書を提出(理由のみ記載)

 今回の新ごみ処理施設建設計画につきましては、広域行政の上、大型事業でありますから計画を進める上で時間を要するため、リーダーシップが問われる事業であると思われます。情報収集から計画の選択、方法の是非、用地交渉から始まり各議会への説明を繰り返し、予算案を示し承認を経て、組合議会で最終決定し、事業が動き出す予定だったと思います。

 現在は否決された予算の再議で、町長は自治法に基づき自らの権限で予算の執行をされました。二元代表制のもとでも議決権より、町長の権限である執行権の方が勝るというのでしょうか。新しい取り組みに対して、中止出来るタイミングは議会側にあると思います。そのタイミングが今回は既に通過していたことになるのですね。理解し難い状況なので、分かり易く住民に説明していただければと思います。

 また、審議の原点である処理施設の選択や予算についても、賛成議員の討論で「嫌な事があっても」「問題はあるが」等の発言も聞かれ、問題点を知りながら不安を抱えての賛成のようで、本町のためになる計画なのでしょうか。疑問が残ります。反対議員の代案なども聞かせて頂きたく、ぜひ詳細を公の場でそれぞれが語って頂ければと思います。なお、上記の内容から是非とも町長、副町長も参列していただき、詳細な説明をしてくださることを希望いたします。住民生活におきまして、排除出来ない取組みですから、持続可能な事業となりますよう進めていただきたく、強く要望いたします。住民説明会が出来る方向で議会議員共々ご検討して頂けますよう、ご回答お待ちしています。 どうかご配慮のほどよろしくお願いします。

板野町議会第3回定例会(2025年9月19日)

板野町議会 一般質問(2025年9月19日) 

1)楠本議員・・・①板野町DWAT(災害派遣福祉チーム)の講習②避難所運営の整備-研修

2)石田議員・・・①ごみ処理の委員会の役割とごみ減量化②健康の館の設備③川端団地の解体 

3)太田議員・・・①ふるさと納税の活用と取組み②町政の課題に対する意気込み

4)三原議員・・・①学校のICT教育の教材と教育現場②ゴミ処理の方法と施設の選択,議会の意思と新町長の方向性 

5)藤田議員・・・①LINEを活用した情報発信の取組み 

 

三原議員の質問②について(傍聴項目のみ掲載)

「脱退発言後のごみ処理施設についての方向性」

質問1=処理方法は、焼却・埋立て・発酵乾燥。それぞれのメリット・デメリット。

質問2=運営方法は、単独・広域・委託。それぞれのメリット・デメリット。

質問3=昨日の新聞記事に阿波市長の判断「1市1町で再スタートを切りたい。今後も自治体間の協力で事業を推進出来れば、財源の安定や柔軟な対応が出来る。上板町議会の様子を踏まえ、広域行政を維持する事が必要。市議の協力にも感謝する。」の発言を受け、板野町東根町長のコメント「現時点では脱退の撤回も選択肢に含まれる。」、記載。脱退の意思を示した議会と対立するつもりなのか。町長の真意を追求。

質問①②の町長答弁=是非はそれぞれにあり、今後は運営委員会を立ち上げ、多面的に検討。コストや経済的な事も含めて、全ての要素を考慮しトータルに考える。

処理方法➡焼却は一般的で業者は多く熱エネを利用出来るが、ダイオキシン発生で多額な費用。埋立ては将来性がなくメタン発生の危険。発酵乾燥は環境によくリサイクル率高いが、採用業者は1ヶ所、自治体は導入無し。

運営方法➡単独は透明化で即決出来るが、費用膨大。広域は費用負担減だが、行政の理解協力が重要。委託決定に時間がかかる。

質問③の町長答弁=今はあらゆる可能性を排除せず町議の皆さんと考えていきたい。議会とは対立するつもりはない。再度追求)組合に戻る事は考えていない。ただ、あらゆる可能性という点で答えた。

 

傍聴者意見=方法のメリットデメリットについては、組合が決定した発酵乾燥で広域の選択が良いだろうという微妙な意味合いが含まれている様な表現に聞こえた。私だけだろうか。本会議の一般傍聴は私だけ。

 他の傍聴者意見は聞けなかったため、偏っているかもしれないが。発酵乾燥でリサイクル率が高いは、かなりゴミが綺麗に洗浄できた場合に限られ分別,洗浄に設備投資がかかる。再商品化は実証実験出来ていない現在不明で、高いとは言えないはず。最初から住民による生ごみやプラごみの分別が出来れば費用は掛からないし、リサイクル出来ない多くのごみは結局焼却されることになり、二度手間となる。ならば最初から焼却処理で、リサイクル商品は住民の分別する手間により、利益を出す方がコスト削減になる。発酵乾燥の詳細な他のデメリット(災害時)は言わなかったし、広域のデメリットが脱退という結果をもたらせたことも触れなかった。委託決定に時間がかかるは首をかしげる説明である。町長の本音がどこにあるかは見えなかった。

上板町議会第3回定例会(2025年9月12日)no,4

定例会最終日(9月12日)  

町長から新ごみ処理施設の用地取得費否決に対する「再議」提出 

質疑・乾議員・・・①造成工事費6憶5000万円はいつ決定したか?副町長答弁「9月4日の事前説明に示された総額。構成市町に審議予定の金額として提示された。」②組合事務局から示された町負担金で、組合議会で決議されていない状態では組合の義務的経費と言えるのか?町長答弁「組合規約11条経費とは、関係市町の負担金その他の収入を充てるとあり、議決の前から構成町の負担金においての手順になっている。今回の事業費は義務的経費に充たる。」組合で議決された後で、割合通りに有効になるものだ!

質疑・柏木議員・・・答弁されても理解出来ない。負担金が義務費に充たる根拠を分かり易く説明を?総務課長答弁「負担金は自治法177条で示された義務費の内、その他の普通地方公共団体の義務に属する経費に該当する。」と条文を読んだに過ぎない。

 質疑を終了し、「異議あり」の発言で討論

反対討論・乾議員・・・反対理由は昨日と同じ。発酵乾燥方式では高額になり、追加コストも不明瞭。今回の再議で予算案が否決されてもそうしようとするなら、組合からの脱退も視野に入れなければならない。再度この予算には反対する。

賛成討論・本浄議員・・・我が町のごみは我が町で処理するのが大原則。しかし組合との長い付合い構成町である以上、その一員としての役割を果たすべき。整備工事が遅れれば住民に迷惑がかかる。安心安全な生活を送れるよう大きな視野に立ち賛成する。

採決は議長を除く11人で、昨日と変わらず賛成5人、反対6人。再度、否決となる。

町長閉会の挨拶=町民生活に影響が出ない様、法律に基づき予算を支出させていただく。(この結果を受けて阿波市議会閉会の18日に、市長は1市1町で組合継続するか、市単独で整備するかを判断するという。現状では1市1町の事業推進を目指す姿勢を示している。松田町長が継続の意思を貫いてくれたことに敬意を払うとインタビューで答えている。)

 

傍聴者意見=乾議員の言われるように、組合議決の後なら、義務費は発生するだろう。しかし、新規事業については、その事業自体を1市2町の議会で話し合った結果、反対又は脱退している。この状態で町長の独断が通るなら、二元代表制の機能は失われ、組合の新規事業に問題ありとなった時、各議会側からのブレーキは効かない事になる。組織が進める事業を止める事は出来ないと言われるが、阿波市より大きな組合や自治体が導入を見送った発酵乾燥方式は、非常に危険で両自治体の財政をひっ迫させる事業になるだろう。全国では結局、導入した自治体はないのである(小松島市・美馬市は選定中)。

また災害の多い現状で、災害のごみは受け入れ出来ない方式である。デメリットを知りながら導入するのだ。ただでさえ、リサイクル商品にするためごみを分別、より整備するための設備投資、リサイクラーの選定、残渣の受け入れ先、最終処分と、いくつもの業者が必要になる。その運搬費用も膨大になるだろうし、この追加コストの恐ろしさが具体的に示されていない。

 それよりも、交付金を頂くための実証実験をせずに環境省へ計画の申請をし、内示を貰ったと得意に説明をする職員。計画の手順を無視した進め方には恐れ入る。実証実験が必要と気づいた今から数か月かけて行うという。突っ走る組合組織に上板町は一緒に乗りたがっているが、確かに賛成議員も問題ありと分かりながら止めようとしていない考えが見える。一体何にすがり、何を守りたがっているのか。本当に町の将来を考えた事業なのか。人口減で財政の厳しい現状を理解しての事業なのか。安心安全は賛成側の言葉だが、反対する側こそが安心安全を考えてのことだと思われる。

上板町議会第3回定例会 no,3

第3回定例会(2025年9月11日) 議案審議 追加最終の補正予算

「新ごみ処理施設計画」 本年度の上板町負担金4400万円

 内訳=用地造成費・賃借料・実証実験費 (臨時会で新ごみ処理施設の予算は否決されている。今回は、用地契約し造成工事にかかる費用を計上。但し、この予算を認めると処理方式が発酵乾燥に決定) 

質疑・乾議員=9月4日の全協での説明で、初めて施設予定地が広域農道に面している大部分は阿波市の所有地であると知ったが、上板町自身も今まで知らなかったのか?副町長答弁「4日に知った」(それは情けないと思うと議員から一言)

他に質問無く打ち切る。議員から「異議あり」発言。議長より討論に入ると。

反対討論・乾議員=8月25日臨時会で否決後、全体計画は変わっていない。工事費高騰の説明無し、リサイクルにどれだけかかるか、商品受取り先有無が確定せず、主の処理費もどれだけかかるか分からない。ストーカ方式なら建設費運営費はごみの量で積算出来る。不透明な発酵乾燥方式に決まるこの予算には反対。

賛成討論・安田議員=住民の思いは今まで通りに処理されること。2年7ヶ月後に新施設が完成すること。9月7,8日両日で828名の予算可決を願う署名が住民から議会へ提出されたことで、住民の安心を優先させるべき観点から賛成。

議長を除く11人で起立採決

    賛成・・・村上・本浄・吉岡・鈴木・安田 

    反対・・・柏木・上原・富永・岩野・乾・前田

この後、すぐに町長から議長に「再議」の申入れがあった。議会は小休し30分程町長から議員に説明があったようだ。その時、自治法の177条を出し、義務費に当る予算なら否決された場合再議の提出をし、再び否決されても首長は予算を支出出来るとの説明をしたという。議長から、日程最終日の12日、明日13時半から再議提出についての審議を始めるとの報告でこの日は終了。

上板町議会第3回定例会 no,2

上板町議会 第3回定例会 

一般質問 

 乾議員・・・①予算否決でゴミ回収が止まるか否か?担当課長答弁「今年の(塵芥処理)予算は5月と9月に支払い済み。」町長答弁「2年7ヶ月で新ごみ処理施設を建設しなければ現在の中継運搬場所の使用は出来なくなる。間に合わせることを念頭に計画を進めたい。」②否決理由について?町長答弁「組合の説明不足と言うが、担当者は何度も町議会に説明している。職員からは入札前で詳しい事は言えない部分もある。」③処理方式の不安要素は大きく、変更の考えは?町長答弁「施設周辺住民の理解等、今まで築いてきた物事を変更するリスクは大きく、このままの方向で進めていく気持ちは変わらない。2市2町で稼働した方式は地元で評価が低く、発酵乾燥方式を選んだという経緯がある。」 

 

傍聴者意見=町長の考えが変わる事はないと確信していたが、答弁にも強く感じられた。この定例会の最終で提出される新ごみ処理施設計画の一部の補正予算は否決されるという敵意を持った姿勢も伺える。気持ちがそこに集約されているようで、細かい質問に対して不満が募り議員の質問に難色を示す場面があった。議長が小休を取る。

町長発言「通告に無い質問が多く、どうなっているのか。」乾議員反論「通告にある質問の範囲で、答弁に対しての再問だ。」「議長はどの様に感じているか。私の質問が通告の範囲を超えていると思うか。」議長答弁「質問の流れの範囲にあると思う。通告された内容から読み取れる再問であり、議会の想定内と言える。また、町長,職員においては提出された質問通告書を読み取り、想定出来る範囲の答弁が出来る学びが必要である。」

 この様なやり取りが小休中にあった。公平な議長采配で、今後全く外れた質問でない限り、真摯に答弁する事が執行部局には求められる。この決着は、議長に拍手を送りたい。また、傍聴出来なかったが上原議員の新ごみ処理施設の代案の考えに対して、課長から「町単独での施設整備は多大な時間と費用が掛かる。民間委託は選定や金額交渉の見通しが立たない。」と、動く気配も見せなかった。する気がなければ出来ないのは当たり前である。

中央広域環境施設組合への住民訴訟(第1回初弁論)

住民訴訟 第1回口頭弁論(2025年9月8日)

 

中央広域環境施設組合管理者 町田阿波市長に対する訴訟 

組合側は合理的な算出として争う結論

 運搬車両確保費1億4300万円は、安定的な運搬業務のため人員の確保が必要で合理的な費用である。

 運搬費に対しては算出方法が誤っている。国交省の告示に従い、片道の運送運賃を2倍にし往復割引を適用。深夜早朝割増しは、復路が午後10時出発の可能性が高く、片道は一律に割増し料金とするのは合理的な裁量である。 

運搬費の一部の返還と予算執行差し止めに対し、請求棄却を求めて争う姿勢。

今回の弁論の中で、運搬費の疑義を指摘されているため「合同通運」も被告側として参加すると言われていた。組合を訴えているが、業者が途中参加出来るのかと思った。