3月3日一般質問 乾議員。懇談会で議員の勉強不足を問われた「新ゴミ処理施設

処理方式や運営の見直しをどうするのか。新施設建設費2倍にもなる状況を、中央広域環境施設組合での上板町の立ち位置としての考え方。町長に回答を求めた。

担当課より①そのままの方式で公設民営運用 ②そのままの方式で公設公営運用 ③焼却方式に変更 3つの見直し案から選択することが、現時点の状況。

副町長答弁は、組合議会は情報共有してきた事もあり、処理方式の方法に対しても上板町として提言してきた。計画としては令和8年までに新施設が稼働出来る様、進めていかなければならない。

町長答弁は、建設費の高騰は様々な状況から厳しいものに。新設事業としては、組合で決まりそうな流れを止める様な発言をして良いものかどうかと考えた。今までこの様な事(事業費が2倍に増額したこと)はなかったと思うので。この発言にも、唖然とした。首長として町を守る気持ちがあるのか(指揮力)を疑った。今までに無かったことなら、なおさら疑問を持って、具体的な根拠と町議会での話し合いが必要と、その場での了承は避けるべきではなかったか。バイオ方式では、業者が限定され価格の吊り上げが発生しやすく案の定、業者の入札は不調となった。その後、市長辞職により新施設建設の内容変更も新市長就任後となり事業の延期につながりそうだ。

この町長答弁から、何か突発的な事態が起きた時には、町長自身がどうしてよいのか分からず混乱し、状況を把握する事も出来ず、判断は誰かに頼ってしまう運営だと感じた。

 

水害減災対策として、「県営かんがい排水事業・六条暗渠改修工事」の今後

1994年から事業開始し、今年で29年目の事業になった。「事業のための用地所有者とも話が付いたようで」と乾議員は質問していたが、全ての用地に関してかどうかは県の方から詳細に回答があった訳ではない様だ。とにかく当初から用地交渉に難航している工事ゆえ、県や国としては最優先事業に出来ないため予算取りを遅らせ、延期延期の50年事業となっている。昨年は13.6m工事、今年は15m工事の予定。(本体費用1億1000万円、内上板町2.750万円)進捗率65.8%。

この「六条暗渠の事業」に町長自身が関心を持っていないため、例えば所有者との面談などに力を入れる事もなく放置状態。県主導の成り行き任せであるから、事業進行には進展が見られない。地元との対話も無いため、現場の状況が町にも見えていない。こういう状況で全ての町の事業が進んでるのだろうか。この流れはどこに問題があるのか。長引く事業から、他人任せの上板町の負の部分が見える。

役職に就いたら、自分の立場をよく理解し、町長はその立場から、議員はその立場から、覚悟を持って責任を果たすべき。選挙で選ばれる重みを議会で見せて頂きたい。