各議員の質問は、数字や現状、運営方法を聞くだけである。9月決算時、監査委員から指摘された内容を追究する質問はなかった。職務に対する意識改革を促す様な質問で議場に緊張感を持たせてほしいと感じた。
乾議員=①コロナワクチン接種者❓(健康推進課)・・・4回目終了者,5300名。5回目終了者,1300名。(11月末現在数) ②起債額2億1000万円の金利❓(総務課)・・・令和3年度の実績は0.4%。 傍聴者意見=ソフト面の質問ならワクチン接種の問題点として、副反応の事例や民間医療機関でアナフィラキシーに対して、緊急措置が可能か、対応の仕方がマニュアルとしてあるのか、役場側の認識を追究する必要があったのではないか。また、総務課長の事前説明(提出の補正予算)は大変詳しく丁寧で、各起債額にどの様な交付税措置が取られているのか理解出来良かったが、事前準備出来ていること以外の質問については答えを出すのにかなりの時間がかかっていた。認識不足ではなかったか。
富永議員=戸籍事務のマイナンバー制度導入にかかる費用について、パスワード管理とバックアップシステムの体制は❓(総務課)・・・管理については「法務局との回線でつながっている」バックアップは「場所を変えて委託業者が管理」の答弁。 傍聴者意見=バックアップに関しては、当たり前の答弁。質問議員が、システム停止や不整合の様々な原因に対する対応策等を追及すべきである(そのマニュアルが作成されているのか)。パスワード管理に関しても同じく、この答弁に対し再問はすべき。問題が起これば自治体の管理責任を問われる。役場内の各職員自身でのパスワード管理はどの様にマニュアル化されているのか。パソコンを使う住民が役場窓口で聞くなら、それ以上の追及をするであろう。この質疑応答は全く理解出来なかった。他の議員から再度、役場内管理体制の答弁を求める質問(追及)があっても良かったと思うが、そもそも財源振替だけの数字なので今頃この質問はないだろう。
坂東議員=保育所工事中にかかる保育運営への影響はどうか❓(民生児童課)・・・現場と事前に調整しながら業者との契約に諸条件をつける。子ども達への安全配慮のため日程や時間など。 傍聴者意見=これは想定出来る範囲の答弁。その具体的条件の内容(保育所内ではどの様に話し合っているのか)、事前というが工事計画のどの時点(時期)の打ち合わせになるのか、工事過程においての議会への説明の在り方なども確認が必要ではなかったか。今までの工事でも打ち合わせをしたと言われるが、使い便利の悪い設計のまま行われ、現場の声が届いていない事例が見受けられたからである。設計図を読める職員はいるのか?