中央広域環境施設組合議会他、1市2町の議会へ申入書提出

中央広域環境施設組合議会他、1市2町の議会へ

慎重審議の申入れ書提出  (2025年7月2日) 

新ごみ処理施設建設計画について、7月中旬に各議会で全員協議会をする。その協議会では、1500万円で本件事業計画のコンサルタントを委託された業者から詳細に説明を受けられるようである。その協議会に臨まれる前に、各議員においてどれほど情報を持って出席されるのか疑義もあり、協議会前に憂慮する住民から、慎重審議をお願いする申入れを提出させていただいた。

以下が提出文書である(翌日の朝刊に記事掲載される)

    2025年7月2日

中央広域環境施設組合議会 

   副議長 笠井安之殿

 

 新ごみ処理施設建設計画に対し慎重審議を求める申入れ

            新ごみ処理施設計画を憂慮する住民有志の会

有志代表 麻順子、中澤和代、深田君代、吉田俊子(阿波市) 

逢坂浩司、多富佐智子、板東仁男(上板町)  

小川エミ子、扶川敦(板野町)  

連絡先090-3784-7254(深田) 

                                 

各議会の臨時会で、組合の新ごみ処理施設建設事業計画を審議されることと思います。

こうした行政の長期計画は、将来の世代に大きな負担を残さない方向で進めることが重要であると思われます。しかし、当該計画においては、新たな施設の用地確保の費用、施設建設費用、処理方式への疑問等、様々な声が住民の皆さまから聞かれます。報道によれば、計画を審議する組合の臨時会までには、まだ時間があるとのことです。

そこで、事業計画として形は整えられてきた段階ではありますが、議員各位におかれまして、組合が採用しようとしている好気性発酵乾燥方式に関し、同方式で進める予定の自治体、既に進められております他の処理施設の実情等、より多くの情報を調査収集いただき協議・議論を重ねて欲しいと思います。そして、同方式に実績のあるコンサルタント業者から費用や処理内容も含めた詳細な説明を受けられる等、十分に計画をご検討頂いた上で臨時会の審議に臨まれますよう、お願い申し上げます。

私たち住民有志は、特に下記の事に強い関心を持っております。このことに十分ご留意いただき慎重審議下さいます様、ここに申入れをさせていただきます。

 

                 

1)処理施設に対する設計・建設工事費用は組合規模に見合う適切な額なのでしょうか。

2)新たな施設建設用地の確保費用につきましても適切な額なのでしょうか。

3)今回、トンネルコンポストで乾燥圧縮されたものは固形燃料にせず、リサイクル業者と再商品化計画を立て、プラスチック資源循環法第33条の適応を受けるという計画に変更されましたが、環境省に認定される確証はありますか。

また再商品化出来るごみは現状どの位の割合となり、プラスチック以外の異物混入のごみ処理はどうなるのでしょうか。再商品化計画はどこかの業者と進めているのでしょうか。

4)好気性発酵乾燥方式は真に資源循環促進のための再資源化事業なのでしょうか。国が推奨するプラスチックの再利用に寄与する内容となり得るのでしょうか。

参考資料を次ページに添付いたしました。(A4で2枚、4ページ)

※なお、現施設地と新施設建設地の周辺住民の皆さまは、理解と納得を得る状況には達しておられないと思われます。議会として周辺住民の皆さまの声に十分耳を傾け、要望を受け止めていただきます様、お願い申し上げます。