ゴミ処理問題についての質問のみ傍聴 

上原議員=①土成町、吉野町の住民から20年の期限を過ぎたら現在の敷地内ではどの様なゴミ処理も使用を認めない旨の申入れがあった。原因は?担当課長答弁「20年で稼働を止める約束が守られなかった事、ゴミの焼却はしないが臭気問題を心配しての申入れである。今後も理解を得るよう説明を続けていく」

②この3年間も周辺対策事業を計上するが、金額を3億円と決定した説明?担当課長答弁「今までも継続していた費用はこれからも道路改良・施設や公園の整備等に対して行う。上板町の分担費は年約1800万円、3年間で6000万円弱となる。」

③新ゴミ処理施設の土地の契約交渉が3月末から、なぜ6月末に延びたのか?担当課長、原因は答弁せず「契約の遅れが新ゴミ処理施設計画に、すぐさま影響を与えるものではない」

④8月以降、ゴミは山口まで運搬。それに伴い車両確保費1億4000万円が発生。この事業の内訳?担当課長答弁「新車を購入するか、中古を購入するか分からないが、車両費に当てる」議員が今までの答弁とは違うし、新聞記事にもその様な事は書かれていないと再問。課長は町長・副町長の元へ行き答弁合わせをした。その上で「先程の答弁に間違いがあり、確保費には車両購入費は含まれない。運搬業務に係る前の作業人員の確保・臭気対策・車両改造費等の事前の準備費用である」

⑤新ゴミ処理は最終のゴミを固形にせず、再商品化事業者に引き取ってもらう方向か?担当課長答弁「こちらの処理方式に合う業者をいくつか選び、視察等行い選定していく。選定方法も検討の段階である。仕分け作業はこれから検討していく」

傍聴者の意見=申入れ書の件で、町長の答弁に違和感を感じた。「いつも反対されている方で」という表現をされた。「いつも」を付ける事で、町長がその人に憤りを持っていると伺える。しかし対立をあおっているのは、執行部の説明不足に他ならない。提出された方が住民説明会で質問されたが、他の方よりかなり柔軟性が感じられた。計画の必要性を理解してもらうためには、もっと丁寧で分かり易い説明でなければならないと強く訴えられていた。真っ向からの反対意見には聞こえなかった。

また担当課長が、すらっと答弁間違いを発言。車両確保費の答弁である。1年前の定例会で、何度も何度もこの内訳の質問が出た。車購入ではないかと。しかし人員・臭気・改造費と繰り返されてきた答弁を、今頃になって車両を購入すると発言?間違いと言い直したが、1年を経てこの様な間違いをするのか?しかし、課長の間違い発言の方が金額としては辻褄が合う。1億4300万円の説明で車7台使用と聞けば、大型車約2000万円。ただ問題として、組合が業者に仕事依頼で車両を買い与える等あってはならない

過去も現在も答弁は、人員の確保・臭気対策・車両改造費。だがこの内訳では1億4300万円は高すぎる。辻褄が合わないのである。よって、住民監査請求が起きた。