上板町議会・一般質問(2025年6月11日)no,3

ゴミ処理問題の質問のみ傍聴 

乾議員=①2028年3月までゴミ処理中継運搬基地に現施設内を使用するため、3年間の周辺対策事業に3億円を予定している。いつ決まり、地元住民は了承済みか?担当課長答弁「検討を重ねながら5月14日の副首長担当会議で決定。地元住民への説明ではそれぞれに考えるところはあると思う。説明を重ねていく」

②6月に組合臨時会を開催し、賃貸借料と新施設の設計費・建設費の予算も提出予定と聞くが、設計に基づく建設費ではないのか?担当課長答弁「専門業者に積算を委託し、設計と合わせた建設工事費を一括方式にする。入札価格と共に過去の実績・施工業務の提案等を総合評価する、総合評価一般競争入札とする。補正予算を各議会の臨時会で審議の後、組合臨時会での決定」

③4月15日の報道で新施設の完成予想図が記載。既に設計済みなのか?担当課長答弁「周辺住民への説明のための素案で、職員が作成した。専門業者に委託するため変更になる事はある」

④3月に「新ゴミ処理施設整備に係る事業者選定支援業務」を入札し専門業者に委託した。業務の説明を?担当課長答弁「この業者により施設の要求水準や選定の基準工程等を作成していただく」1500万円の予算で業者が決定しているが、専門性は高くゴミ処理の発酵乾燥方式に対し、実態をよく把握している様だ。

⑤新ゴミ処理施設も20年の稼働期間である。物価高騰もあり、設計費は低価格となるのか?発酵乾燥施設なので、従来の物より複雑でなく単純設計になり、且つ耐用年数も20年間でよく、板野町・上板町とも上限価格の設定を決めた入札の提案をして頂きたいが?町長答弁「組合事務局とも協議し、管理者と板野副管理者ともよく話し合っていく。限られた期間の中で遅れる事を危惧しており、変更等出来るかどうか。低価格を提案する事は中々出来ないのではないかと思う」公表された金額は70億強だが、物価高騰もありそれ以上に膨れ上がる可能性がないとも言えない。こちら側から設計コンサルタント業者に設定金額を提案し(例えば50憶)、それに見合う地元業者が参入出来る設計を依頼出来ないか?私たち議員と直接話し合う時間を取って頂きたい。こちらから出向く意向があると組合に協議してもらえないか?担当課長答弁「わかった。伝えます」

傍聴者意見=しばらくお待ちください

上板町議会・一般質問(2025年6月10日)no,2

ゴミ処理問題についての質問のみ傍聴 

上原議員=①土成町、吉野町の住民から20年の期限を過ぎたら現在の敷地内ではどの様なゴミ処理も使用を認めない旨の申入れがあった。原因は?担当課長答弁「20年で稼働を止める約束が守られなかった事、ゴミの焼却はしないが臭気問題を心配しての申入れである。今後も理解を得るよう説明を続けていく」

②この3年間も周辺対策事業を計上するが、金額を3億円と決定した説明?担当課長答弁「今までも継続していた費用はこれからも道路改良・施設や公園の整備等に対して行う。上板町の分担費は年約1800万円、3年間で6000万円弱となる。」

③新ゴミ処理施設の土地の契約交渉が3月末から、なぜ6月末に延びたのか?担当課長、原因は答弁せず「契約の遅れが新ゴミ処理施設計画に、すぐさま影響を与えるものではない」

④8月以降、ゴミは山口まで運搬。それに伴い車両確保費1億4000万円が発生。この事業の内訳?担当課長答弁「新車を購入するか、中古を購入するか分からないが、車両費に当てる」議員が今までの答弁とは違うし、新聞記事にもその様な事は書かれていないと再問。課長は町長・副町長の元へ行き答弁合わせをした。その上で「先程の答弁に間違いがあり、確保費には車両購入費は含まれない。運搬業務に係る前の作業人員の確保・臭気対策・車両改造費等の事前の準備費用である」

⑤新ゴミ処理は最終のゴミを固形にせず、再商品化事業者に引き取ってもらう方向か?担当課長答弁「こちらの処理方式に合う業者をいくつか選び、視察等行い選定していく。選定方法も検討の段階である。仕分け作業はこれから検討していく」

傍聴者の意見=申入れ書の件で、町長の答弁に違和感を感じた。「いつも反対されている方で」という表現をされた。「いつも」を付ける事で、町長がその人に憤りを持っていると伺える。しかし対立をあおっているのは、執行部の説明不足に他ならない。提出された方が住民説明会で質問されたが、他の方よりかなり柔軟性が感じられた。計画の必要性を理解してもらうためには、もっと丁寧で分かり易い説明でなければならないと強く訴えられていた。真っ向からの反対意見には聞こえなかった。

また担当課長が、すらっと答弁間違いを発言。車両確保費の答弁である。1年前の定例会で、何度も何度もこの内訳の質問が出た。車購入ではないかと。しかし人員・臭気・改造費と繰り返されてきた答弁を、今頃になって車両を購入すると発言?間違いと言い直したが、1年を経てこの様な間違いをするのか?しかし、課長の間違い発言の方が金額としては辻褄が合う。1億4300万円の説明で車7台使用と聞けば、大型車約2000万円。ただ問題として、組合が業者に仕事依頼で車両を買い与える等あってはならない

過去も現在も答弁は、人員の確保・臭気対策・車両改造費。だがこの内訳では1億4300万円は高すぎる。辻褄が合わないのである。よって、住民監査請求が起きた。