島根県丸山知事の会議終了後から月例記者会見(8月8日)

〇記者の質問=全国知事会に出席されての所感の回答を求める(以下知事発言)

🔴県からは「大企業と中小企業の取引の適正化、格差の是正や賃金向上。遺族年金の見直し。将来不安の解消で子育ての安定。」等要望し、大きく取り上げたことは、報道の通り。人口戦略対策本部の設置と緊急宣言の決議。その協議の中で、都知事から宣言文の内容についての一部削除を求められた。結果は、本文は変更せず都知事の意見をその部分について注釈をつける事で全知事が賛同した。

 この会議で、2つの成果が見えた。人口集中の問題に対して都知事の認識はというより、都知事に限らずお偉いさんたち(ネットの対談に参加した時の富裕層の方たち)、是とする人たちの中では問題とも思っていないと言うことが、よく分かった。私たちの足を引っ張るな、問題があるのかという認識で都市部と地域のズレが明確に出たこと。知事会でズレた都知事のスタンスが分かった事には小池都知事に感謝をする。多くの都民の方は、極端な過密で生活の高騰や渋滞で住みにくさを感じているのではないか。

 もう1つの成果は日本海新聞(おそらく共同通信等の二次情報の記事)の最後の一節。政府関係者は「小池氏は選挙に勝って無敵の知事になった。結束して人口減に立ち向かうという知事会の構想は絵空事だ。」と突き放した。(8月2日の徳島新聞記事にもありこれは官邸の政策決定の中枢にいる、しかるべきポジションの方だと思うが、ゲスみたいな認識しかもっていない事が明らかになった。アホかと、お前は。ほっとけばいい、やる気がない、今後こうゆう人たちを相手に認識を変えさせてやっていかなければならない。なまくらな会議のまとめより、意見の賛否をはっきりと開示出来た会議の結果は想定外に論点が明確化した。都知事がどう思おうが、国全体の進展を思えば、46道府県で人口減対策を進めていく方法もあるのではないか。(お怒りは理解しますが言葉は選んで欲しいですね)

★全国知事会議の中でも、発言中の熱量が一番感じられたのが島根県丸山知事でした。会議が終了してからの記者会見についても、思いの丈を述べられて聞く側は耳をそばだてます。今問題になっている兵庫県齋藤知事のパワハラ問題に対しても、歯に衣着せぬ発言をされていました。「人が亡くなった時点で、政治の問題の範疇を超えてしまった。今は辞職ではなく、丁寧な調査で原因究明し、ご自分の事であるから説明責任を果たす必要がある。それが知事としての責任。」という主旨の回答を力を込めてされていました。この事だけで丸山知事の評価が上がる訳ではありませんが、政治に不信感を持つ者には刺さる言葉です。さて、我が県知事はどうでしょうか。